「ゼロの使い魔７　銀の降臨祭」　ヤマグチノボル

2006/03/04

「ゼロの使い魔７　銀の降臨祭」　ヤマグチノボル

カテゴリ：ライトな本

デルフリンガー　ＧＪ！？

戦争編後半戦。
サイトは、自分たちを守るために犠牲になった竜騎士たちのことを引きずり、元気が無い。
それを励まそうとしてなのか、別な理由なのか、なぜかのっけから、裸マントなルイズっていうか、裸マントはちょっと古くないですか、ヤマグチさん？

そんな中、超美少年のロマリア神官が現れ、二人の関係はこじれてしまったり、なぜかシエスタが慰問部隊として登場し、意外な人物との血縁関係が発覚という衝撃の事実に驚いたり。セクシーメイドコスで、サイトを誘惑したりと、相変わらずのラブコメっぷりは、実に強引な気がしてならないのですが、なかなかに楽しめました。

そして、そんなギクシャクした二人の関係を取り持つ為にデルフリンガーが一肌脱ぐ！？
のはいいんだけど、

「きょきょきょ、きょ、今日はあなたがご主人さまにゃんッ！」

っていうのは、しゃべる剣の出自を思わず疑ってしまいますね・・・。
とりあえず、

デルフリンガー　ＧＪ！？

今日まで君は、単なるしゃべるだけの剣だと思っていたよ。

そしてついに、決断の時来たる！？

男にとって勇気とは？、名誉の死とは？

うーん、実に考えさせられるテーマです。
なんか一昔前の男性キャラといえば、子供作ったらそのままぽっくり逝ってしまうのが多かったというのを思い出してしまいましたね。

しかし、前回以上に急展開でシリアスな戦争なのに、なぜにこれだけの萌え展開を詰め込めるのか、不思議でならない巻でした。

ようやく評判の悪かったらしい戦争編も終結みたいですし、これから一体どんな風に進んでいくのか、実に気になるところであります。