カテゴリ:ライトな本
遂に、和音がメインであります。 待望の第3巻、待ってはいるけど、遅筆作家と呼ばれるだけに、1年先でも可、位ののんびりペースで待ってるのに、わずか4ヶ月で出るなんてと驚きの最新巻。 まあ、確かにこの刊行ペースでもおかしくないと納得出来る、あとがきで全ての謎が解けましたが・・・。 枯れ木のような死体が相次いで発見され、騒然とするロンドン。そんな中、クリスティーナたちは仮面舞踏会に招待される。しかし、不運な事に、和音が女吸血鬼の毒牙にかかってしまう。 そして、和音を取り戻すため、クリスティーナたちの戦いが始まる。 まあなんていうか、今回のメインは、義妹の和音なのであります。 従順で兄想いで、なぜか脱いだら凄い義妹という、ある意味特殊な属性をお持ちな方にとっては、この上ない逸品級のヒロインであるわけです。 その上、遼兄さまは、『無能力者』な上に、超鈍感なので、義妹の気持ちにも、王女さまの気持ちにも、全然気が付きません。 実に可愛そうです。 でもね、 なんか、描写されてないのに手の取るように分かってしまう、美弥子のツンデレっぷりに、思わずニヤニヤさせられてしまう訳ですよ。なんか主人公の何気ない言葉と行動に、一喜一憂する様が、なんとも言えない訳ですよ。 チクショウ!?書いてない部分まで、描写するなんて、なんて作者なんだこの人は!? そもそも今回のヒロインは、義妹の青野和音のはずなのに、脇役なのでほとんど活躍していないはずの、赤羽美弥子の私の好感度がグングン上がってる気がするのは、何故なんでしょう? 私だけ? なんか、吸血鬼の毒牙にかかってまで、必死な義妹さんがちと不憫な気がしてならないのですが、なんかこう、美弥子カワイイって思ってしまうんですよねぇ? そして徐々に明らかになる、クリスティーナの秘密。 っていうか、最近メイドのレギーネに頭が上がってない気がするのは気のせい? しかしまあなんちゅうか、ツンデレの赤羽美弥子、義妹の青野和音、男装のジンジャー、ロリキャラのシシィ、メイドのレギーネに男装の麗人クリスティーナとあとおばさまが二人くらいと、これなんのギャルゲー?みたいな女性キャラの多さは相変わらずですが、そんな事も気にならないくらい美しい五代先生の描写力には、毎回毎回感激してしまいます。 しかも、舞台はヴィクトリア王朝時代のロンドンと、BBBの4巻と全く同じ時期設定なのは、ちと参りました。 この時代はなんちゅうか、作家さんには大人気の時代なんでしょうかね?
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最終更新日
2006/03/05 12:11:06 AM
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