カテゴリ:ライトな本
って言うか、搭乗人数3人なら、三身合体が基本でしょ!? 多少の霊能力はあるが、ごく普通の高校生、御鏡旅士は、突然シュレイオー・チームの仙術機=巨大ロボのパイロットとしてスカウトされてしまい、沖縄の存続をかけた、奇怪な妖術戦闘メカ相手の戦いに巻き込まれてしまうと言うお話です。 苗字が違いますが、「あそびにいくヨ!」に登場した人と同一人物です。 と言うか、2巻からゲストはおろか、レギュラーにまで昇格した「いちか」が活躍していた以前の話ですね・・・。 正直、ゲスト出演ならともかく、「守礼皇5号」とか、もう読んでなくちゃネタわからんような状態になってるもので、気になって気になってしょうがない状態にまでなってしまってましたからねぇ・・・? 朝日ソノラマはこのタイミングを狙って、「南国戦隊シュレイオー 完全版」を出せばありがたがられると思うのですが・・・?もちろんイラストは、放電映像さん書下ろしにて・・・。 メインの巨大ロボは、旅士、アロウ、虎鈴の3人で、獣王、雷王丸、風来姫の3つのモードを持ち仙術機と呼ばれています。で、敵は術式鬼と呼ばれる呪詛をエネルギーとした機体で遠隔操作が可能。 仙術機は、仙術で起動し、精神合一による操作が可能だけど、陰陽五行のシステムに従ってるので、男性である旅士がどちらかと合体しないと本来の50%以下しか能力が発揮できないと言う制約があったり、と言うか、宝具と言う位置づけなので、あまりリアリティとか無いですね。 って言うか、搭乗人数3人なら、三身合体が基本でしょ!? むしろ、「あそびにいくヨ!」ではそんな事ほざいてたのに、なぜこのときはやらなかったのか謎です。 まあ、そんな巨大ロボよりも、メインはオタクネタと、沖縄ネタですね。 とにかく、御鏡旅士はオタク、司令官の月読井草(後のいちか)もオタク、アロウは日本のアニメ見て育った外人と、とにかくオタクキャラが揃いまくり、特に仙術関係の内容をマンガの知識で理解してしまう主人公の知識レベルもなかなかのものですかね。 そして、沖縄ネタ。 沖縄料理、方言、地元ネタ、そして、日本における沖縄の立ち位置まで、一部は著者の不満なんだろうけど、とにかくこの辺りのネタの豊富さには感心しますね。 その上に、さすが沖縄出身の作家なのか、やたらとアメリカを敵に回したがる所は、「あそびにいくヨ!」と基本的に一緒ですね。 派手な巨大ロボ同士のバトルと、仙人同士のバトルと言うのが魅力のこの作品ですが、ちょっと複線の無い唐突な設定が出てきたり、主人公特権で勝ってしまったりという部分が、いまいちですが、人死にの無い「あそびにいくヨ!」と同じレベルの軽い乗りで読める作品ではあります。 しかし読んでみれば読むほど、「あそびにいくヨ!」には「守礼皇5号」以前に、かなり読んでないとわからんやろうって言うネタが盛り込まれてるのに気づかされてしまいましたね。 とりあえず、虎鈴=ベル、アロウ=アズロヴ・D・ラインダムが同じ人間ってのもわからんかったし・・・。
関連サイト 正式名称「三人共用名刺」(神野オキナ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/04/09 11:11:37 PM
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