統一教会員の12年監禁事件を問題視―宗教の自由年次報告書
統一教会員の12年監禁事件を問題視―宗教の自由年次報告書 【ワシントン支局】米国務省は26日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表した。報告書は日本について、「政府はおおむね宗教の自由を尊重していた」としながらも、「宗教や信仰、実践に基づく社会的迫害、差別の報告が数件あった」と指摘。具体的な事例として、世界基督教統一神霊協会(統一教会)の信者に対する監禁事件を挙げた。 統一教会では多くの信者が強制棄教を目的とした拉致・監禁の被害に遭っており、中でも都内在住の後藤徹さん(45)は1995年9月から昨年2月まで12年5カ月にわたって監禁された。報告書は「12年以上、本人の意思に反して家族に拘束されていた統一教会信者が2008年2月10日に解放され、統一教会本部に戻った」と、後藤さんの事件について言及している。 また、報告書は後藤さんの事件に関して、「調査報告期間の終わりの時点(今年6月30日)では、統一教会は誰も起訴されておらず、捜査も行われていないと主張している」と、統一教会側の見解を紹介している。 【ワシントン支局】米国務省は26日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表した。報告書は日本について、「政府はおおむね宗教の自由を尊重していた」としながらも、「宗教や信仰、実践に基づく社会的迫害、差別の報告が数件あった」と指摘。具体的な事例として、世界基督教統一神霊協会(統一教会)の信者に対する監禁事件を挙げた。 統一教会では多くの信者が強制棄教を目的とした拉致・監禁の被害に遭っており、中でも都内在住の後藤徹さん(45)は1995年9月から昨年2月まで12年5カ月にわたって監禁された。報告書は「12年以上、本人の意思に反して家族に拘束されていた統一教会信者が2008年2月10日に解放され、統一教会本部に戻った」と、後藤さんの事件について言及している。 また、報告書は後藤さんの事件に関して、「調査報告期間の終わりの時点(今年6月30日)では、統一教会は誰も起訴されておらず、捜査も行われていないと主張している」と、統一教会側の見解を紹介している。 世界日報 5面 国際 2009/10/28