アナリーゼ・ワークショップ<特別編>「BBBBに聞く!ニューオリンズ音楽の魅力のBBBBの音楽」
開催日:2021.10.2(土) 15:00開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大スタジオブラック・ボトム・ブラス・バンド ライブ!の関連プログラム・アナリーゼ・ワークショップ<特別編>「BBBBに聞く!ニューオリンズ音楽の魅力のBBBBの音楽」に行ってきました。プログラムアナリーゼレポートまず始めにBBBBを構成する6人(YASSY,ANTON,TAMOTSU,YUTA,SEIYA,IGGY)のメンバー紹介を各々の演奏を交えてが行われました。そしてBBBBの基礎となるグルーヴを表現するということで、リズムセクションを構成するバスドラ・スネア・スーザフォンの3パートでの演奏となりました。続いてニューオリンズジャズ発祥の歴史が詳しく語られてゆきました。このあたり、前週の神津善行氏の話と通づるところもありましたが、どうして黒人がミシシッピー川の港町ニューオリンズにやってきたのか・・・ということから詳しく背景の説明があり、元祖はブルースという音楽であり、もともとは葬式の音楽だったということ。そして時代は下り、第1次世界大戦が始まると、ニューオリンズは軍港になり、ニューオリンズジャズが演奏されていた盛り場は強制退去、演奏者たちはミシシッピ川を遡ってシカゴへ行き、そこで多くの白人の耳にふれて大流行しスウィングジャズとして固まり、ちょうどその頃発明されたレコードに載って瞬く間に全米に広がったとのことです。この頃が、ベニー・グット・マンやグレン・ミラーが活躍していた時代ということで、せっかくなので一番有名なスウィングジャズの曲を演奏!ということで、BBBBによるシング・シング・シングの演奏を聴くことができました。後半では、BBBBの曲作りについて話題が進み、1977年にニューオリンズで結成されたニューオリンズのザ・ダーティー・ダズン・ブラス・バンドをルーツにしていることでした。ただ、BBBBがオリジナルと違うのは、幅広い音楽の要素が取り入れられているとのことでした。それは、J-POPであったりロックであったり・・・ということで、音楽的な話をすればオリジナルはコード進行が3つしかないが、BBBBではコードを複雑化させて成しているものだとのことでした。このあたり、だからどこかで聴いた感があって親しみがあるのか!とも感じました。また多くのバンドでは曲を作るメンバーは限られていることが多いそうですが、BBBBはメンバー全員が曲を作るそうで、それもまたBBBBの多様性の源という感がありました。