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カテゴリ:宮城県 勝手に観光案内
昨日の記事をご覧の方はお気づきと思いますが、週末仙台へ行って参りました。
昼前に到着後、帰りは最終の指定を取ってありましたので、用事を済ませてから、多少の観光に出ました。 地下鉄に乗って、南の終点「富沢」(とみざわ)へ。 「長町南」までは、「地底の森ミュージアム(富沢遺跡)」や「ザ・モール仙台長町(西友)」を見に行ったことがあり乗車したことがありますが、長町南~富沢間は初乗車。 これで、仙台地下鉄南北線をやっと完乗しました 全線乗っても30分の路線なんですが 仙台市電保存館は、富沢駅よりもその先にある「富沢車両基地」の中にある、昭和51年まで運行されていた仙台市電の車両を保存・展示している仙台市交通局の施設でございます 富沢駅からは徒歩15分… ところが、土曜・日曜・祝日の開館日には無料送迎があると聞きました。 DSC_0849 posted by (C)Traveler Kazu (到着後撮影 後ろの建物は高速電車部庁舎) 送迎車も結構な年代モノでした このクルマに揺られること数分で、車両基地の門を通って到着です。 入口のもぎり小屋のような小屋から出てきた係員氏の案内で館内へ。 DSC_0816 posted by (C)Traveler Kazu 保存されているのは、モハ100型123号車、モハ400型415号車、そして、木造単車のモハ1型1号車の3両です。 この他、台車、Zパンタグラフ、サボや幕、停留所名看板などが展示されています。 DSC_0823 posted by (C)Traveler Kazu モハ100型123号車 仙台市電で初めての大型車で、昭和27年新潟鉄工所製だそうです。 廃止後、数両が長崎電気軌道に譲渡され、現在は1両が仙台時代の塗装で走っているそうですので、同型車をご覧になった方も多いと思います。 DSC_0817 posted by (C)Traveler Kazu 123号車の車内 製造年代を反映して、床は木のニス塗りになっておりますね。 車内には昭和20年代の系統図が掲出されていました。また、走行装置から発火した場合は係員の指示に従って…などという超エマージェンシーな表示がありました。昔の路面電車って、そんなに火が出やすかったのかな?? DSC_0824 posted by (C)Traveler Kazu 123号車に取り付けられていた系統看板。 「北四番丁~北仙台駅前」(国鉄北仙台)間の北仙台線は、全線廃止よりも早く廃止になったようです。 伺ったお話、解説板、後日ネット検索の結果によりますと、仙台市電は… 「北二番丁交通局前~北四番丁~花京院通~仙台駅前~東五番丁~東一番丁~北二番丁交通局前」と巡る循環線(環状線) 前述の北仙台線 「花京院通~原町駅前」(国鉄陸前原ノ町)の原町線 「中央三丁目~長町駅前」(国鉄長町)の長町線 「大学病院前~八幡神社前」の八幡町線 さらに戦前には芭蕉の辻への短距離路線もあったそうです。 ※:分岐停留所名は資料により違う表記をしている場合があります。理由不明。 ただし、循環線をぐるぐる回るという運転系統はなかったようです。 送迎車の運転手さんのお話では、循環線は残すという構想があったそうです。 しかし、地下鉄建設に支障するため路線は撤去されたとのこと。現在、赤字が嵩んでいて(近年、単年度では黒字)運賃も高い地下鉄を作るよりだったら、路面電車を残しておいた方が良かったと思う人も多いようです。 でも、当時はLRTやトラムトレインなどという発想はなかったと思うので、致し方ありません。 ※LRT/トラムトレイン:都心部は路面に専用車線を確保してスムーズに路面走行し、郊外区間では専用軌道を使ってある程度の高速運転をする電車のシステム。ただし、全区間専用軌道の路線や、見た目は普通の鉄道線に見える路線もあり。 写真が沢山ありますので、以下次回。
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