閑中忙あり
ようこそ、お越し下さました。旅から島に戻り、日常の生活に戻っております。今回だけでなく、いつもそうなのですが、旅に出ている間はお客様からの食事や宿泊の予約はほとんど入りません。まるで、私達が留守だという事を知っているかのように。そして、旅から帰ってくると、待ってましたとばかりに予約が入ります。旅から帰り、私の財布の中身はスッカラカン。北風が吹きまくりの我が財布。(とほほ)そんな中での「稼げモード」。これって、どういう事なのでしょうか。少しはお金がないと困るのではないかと心配してくださっていらっしゃる。「天」の配慮か。何とかしてやらなくちゃあいけないと思って下さるのでしょうか。西行法師の歌「なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」といった具合で、私の傍にも何事のお方がおわすようです。いつも、見守られています。どなたかがおっしゃっていました。「心に神を宿す者は、それだけで豊かになれる」 とね。そんな訳で、今は「閑中忙あり」といったところ。「忙」と言ったって、離島の真冬です。季節風が吹き荒れる中のお客様と言ったってたかが知れています。しかし、この時期の少ないお客様でもとっても有難い。というわけで、もうしばらくは旅は我慢です。空いた時間は、ペンション施設のメンテと本読みかな。