タラとアワビ三昧
ようこそ、お越し下さました。冬真っ盛り、映像では豪雪や雪山遭難やらと報道されておりますが、ここ網地島は比較的冬は暖かい。雪もほとんど降らない。家の中は、早朝から就寝まで薪ストーブが赤々と炎を立ち上げ、ぬくぬくと過ごしております。この時期はほとんどお客様は来店されず、朝から晩まで家族4人それぞれが好きなことをして時を楽しんでおります。島民の方達から頼まれた作業も一段落し、「あれをこうすれば、もっといいかな」とか、「あれがあると便利かな」とか考え、それを少しずつやっている日々。私は、いつでも傍に置いているボイスレコーダー。気付いたことは、即これに記憶させる。なんせ、3歩歩くと忘れることの多い昨今。私の必須アイテムかな。それをズボンのポケットに入れたまま洗濯機を回しちゃって、数個駄目にしちゃったことも。この季節は、冬の魚の定番のタラが美味しい。昔から丸々と太ったタラは、捨てるところがないと言われております。雄は白子、雌はタラコ。身は刺身、フライ、鍋と、癖のない身質は何にでもOKです。タラのホイル焼きです。アルミホイルを二重にし、玉ねぎのスライスを敷いた上に、塩、胡椒したタラにの切り身、人参、キノコ、青物を乗せ、白ワインとバターを適量乗せラップを左右、前後と長方形にきちんと包み、フライパンで弱火で8分、更に水を少量ずつ脇に射し5分、これで出来上がり。食べる時に、好みで醤油なんか差してもよし。タラ以外の切り身でもOK.一応は漁師の末席を穢している我が家です。アワビ漁の真っ盛りという事もあり、毎日がアワビとタラに明け暮れております。鮮度抜群のそれらを、惜しげもなく食べられる。島で生活している者の特権ですね。海は、食料の宝庫です。食に関わる経費が少なく生活できるのも島の特徴です。夫婦二人で、月10万円程度で暮らしてゆけると言う人もありますね。海で漁師の真似事をして海の恵みをいただき、小さな畑で大地の恵みである季節の野菜を作る。天に感謝し、生かされていることに感謝し、自然の中に生きる。有難いことですね。