癌が消えた
ようこそ、お越しくださいました。早いもので師走の半ば、癌と宣告されたのが6月終わりだから半年が経ったのか。「光陰矢のごとし」の通りですね。光は太陽、陰は月、これらが凄いスピードで過ぎ去っていく。「禍福は糾える縄のごとし」とも言われるように幸も不幸も撚った縄のようにお互いがせめぎ合うかのように織り成すのが人生と聞いてます。癌の宣告を受けてから6ヶ月、先般、術後3ヶ月の検診を受けました。内視鏡で膀胱内部をモニターして全部見せてくださいました。手術で取りきれなかったガン細胞や今後ガン細胞になる疑いのある部位、それらがまったくきれいに消えていた。私のガンは浸潤性であっった為、組織の根っこまでは取りきれないでいるはずでそれらが3ヶ月経って成長している筈なのに消えている。この3ヶ月間何をした???「命の水」を毎日200cc位飲んだ、枇杷茶を毎日2000cc位飲んだ、湯治に行って、熱目の温泉に浸かった、こんなことくらいか。そして、何よりも大きい事だと思うのは、今、こうして生きている事に何があっても誰であっても、どんな状況でも、受け入れ感謝し日々を送るということだった。これからの病の日々や、「死」ということを身近に感じさせていただいた後、今を感謝することはいたって自然だった。もうちょっと 生きてみろ、ということか。これも「天」の計らいの一部なのでしょうね。自分なりに「死生観」は持っていたはずだけど、さらに「死」を意識させ私の目指している「人生の仕上げ」、この3次元世界で生きる大いなる意味である「生かされている」ということに、もっと近づけさせるためだったのかもしれません。昔から大病すると人は変わる、と言われていますが病というマイナスに考えられる事をプラスに転換するこれを「観の逆転」と言われていますね。さあ、これからの人生を更なる高みに昇華できるよう目の前の出来事に想いを寄せよう。