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umeume111

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カテゴリ:旅行
 金木町(現在は五所河原市)の芦野公園へ。太宰治が子供時代によく遊んだというこの公園には、太宰の文学碑がある。「晩年」の冒頭に書かれているヴェルレーヌの詩文「撰ばれてあることの恍惚と不安、二つあり」が刻まれている。この碑を作成したのは、太宰の友人だった画家の阿部合成。その息子さんは陶芸家なんだけれど。その方が、グループの中にいて。一緒に文学碑を見るという貴重な体験。

 碑の中央には、鉄格子。人間の道には、狭い険しい門があることを意味する。碑の最上部には、黒い炎に金色の不死鳥。不死鳥は、太宰の生まれ変わりを意味すると。碑が建てられた頃は、すべてが黒く塗られていたそうで。「太宰は恥ずかしがり屋だから」と画家のお父さんは語っていたとのこと。それが徐々に黒が剥がれてきて。「黒が剥がれて、不死鳥が金色になった時が、真の完成時だ」と。昨年、太宰の生誕100年を迎えて。碑もようやく、本当の完成になったということになる。

 文学碑のあとは、太宰の生家、斜陽館を見学。それにしてもでかい家。見学客が多くて、びっくり。このあたりでは、太宰が観光資源なんだな。太宰の名を付けたお土産品がいろいろあるのはわかるけど。「斜羊羹」くらいのシャレはいいとして。「生まれて墨ませんべい」というセンスは、どうなんだろう。「走れメロンパン」なんて代物もあるらしい。いやはや、なんとも。

 青森に戻って、夜はねぶた。跳人というから、もっと跳ねるのかと思っていたのだけれど。跳ねもしないし、飛びもしない。踊るわけでもなくて、ただ市内を練り歩くだけ。サッカーのゴール裏の方が、よっぽど熱狂的。ねぶた自体はたいしたものだとは思うけど。昔のねぶたを知っているほどによると、昔は沿道の人を引っ張り出して跳ねたものだという。今はパレードのようなものになっているのかも。祭りというのは、多少の狂気と熱狂で支えられているわけで。規制が厳しくなりすぎると、パッションが失われるものなのかもしれない。まぁ、祭りは参加するもので、見るものじゃないな。

 ねぶたの中で、なんとふろん太のねぶたを発見。富士通が出しているねぶただと思うけど。青森の人で、川崎フロンターレを知っている人はあまりいないだろうし。富士通がフロンターレをスポンサードしていることを知っている人は、まずいないだろうし。ふろん太が川崎フロンターレのマスコットだと知っている人は、まずいない。だいたい、ふろん太を知っている人がどれだけいることやら。「見て、見て、ふろん太のねぶただよ」とかみさんに教えて。二人で盛り上がる。ねぶた観光に来て、ふろん太のねぶたを見て興奮しているなんて、僕らくらいのものだろうな。

 






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Last updated  2013.08.27 18:30:37
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