いつまでも…二人で

４月になりました

夫が旅立った月です

昨年は、ホスピスに入院して『４月を迎えられるかどうか・・・』と主治医に言われていて

この日を迎えられて、、離乳食のような病院食をニッコリ笑って完食した夫を見て
涙が出るほど嬉しかったことを、鮮明に覚えています


人は追いつめられると、日常の小さな小さな当たり前のことでも
とても幸せに感じられるのだと知りました

その幸せが小さなものであっても、あの時の私は
時間が止まって欲しいと願い祈った瞬間でした



桜はあまり動揺することなく見ることができたので
４月も普通に迎えることができるかと思っていましたが

今日は朝から、涙が止まらず
何かに悲しむのではなく

家の中で、炊事をしていたりテレビを見たり
花の手入れをしていたり

普通の日常の中で、特に何かに反応するのではないのに
壊れた水道の蛇口から水がポタポタと滴り落ちるように、涙が流れ続けました


たぶん『悲しい』に近い涙だと思いますけれど
悲しくて泣く、ではなく

迷子になった小さな子供が、親を探しながら泣いている・・・
あの感じに似ているのだと思いました


振り返ってみると、この一年のことはあまり覚えていないように思います

ちゃんと日々過ごしていたのだと思いますが
余裕なんてなく、ただぼんやりと思いつくことを懸命にこなしていただけのように思います

現実を受け入れたくないので、なるべく現実を見ないようにして
夫は、どこかでまだ生きているのだと密かに期待していて

そういう期待や、現実否定を原動力にして毎日を過ごしてきたのだと思います


２年目からは

少しずつ、現実を受け入れていくのでしょう

だから今日、涙が止まらなかったのでしょう


これからが、本当の悲しみと辛さと向き合っていく段階なのかもしれません


法要のお供え花が、満開になってきてとても綺麗です




まだ蕾も残っていますけれど

ユリが咲き始めると清楚ですが、とても豪華になります






とりあえず１年が過ぎて

夫と会えるまでの期間が、短くなって

一日一日、無事に過ごすと夫に会える日が、一日一日近付くのですから

悲しみすぎないようにしましょ


そして、夫へのお土産話を増やすためにも
色々と、楽しまないといけないと思います


まずは、夫と行こうと言っていた場所に、行けるように
いつも一緒に行っていたところへ、行けるように
そして、私が行きたかったところへ行って、したかったことができるように

二年目は、このように生きていければいいな、と思います



それと、大切なことを綴ったノートを仕上げる事
それは、様々なパスワードや様々な契約状況、仏事のことなど

私が、急に意識がなくなったり死んだりしたときに処理してくださる人に迷惑をかけないように
思いつく限りのことを、わかりやすい形で書き残しておかないといけないので

これだけは、なるべく早く仕上げようと思います


それと、『入院セット』というキャリーバッグを作って玄関近くに置いておくこと

もし、救急で運ばれたときに保険証や投薬状況、連絡先など私の代わりに伝えてくれる人はいないので、防災リュックとお揃いで、おいておきたいと思っています



新年度を迎えて、やらないといけないことを確認した日でした


泣いてばかりではだめね
泣きながらでも、前に進もう・・・


なんか、夫が褒めてくれているような気がする・・・(*^^*)




今日もご訪問をありがとうございました
皆様も明日は、穏やかな佳き日でありますように





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今日もよろしくお願いします<m(__)m>
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