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タイトル通りだが少し書く。夜中のパート仕事に出ることとなった。そのうち気が向いたら内容など書いてみるかもしれないが、彼女にメール連絡すると、納得してくれた。
毎日曜日必ず会っていられたのが無理になる。 仕事内容を簡単に説明したら、かなり驚いていた。私のこれまでの仕事の雰囲気とはまるで違うからだと言う。 「実はインテリぶった仕事も余り適職じゃなかったんだよ。労働条件から、真夜中の寒空のもとに身をさらして、恐らくヤワな体はそのうち風邪をまともに食らうかもしれないけど、クビにならない限り勤めるよ。休日が重なったら又話そう」と告げて、しばしのお別れとなった。 なお、夜の街とは縁を切ったとも書いた。返信メールは気のせいかも知れないが、文面がやや踊っていた。ただし、「フィリピンの娘も決して楽ではない仕事をして耐えているのだから、心の片隅には、いずれの日にか、彼女にも幸(さち)いささかなりともあれと本当に思っているよ」とも書いた。 そしたら「あなたは決してお金で気を引こうとする男じゃないことは、誰よりも私が知ってるわ。現に、私に対しても、まだよりを戻すというはっきりした意志を見せていないのですものね。でも、今はそれでいいと私は思っているのよ。そんなに打算的な女とは思わないでね。あなたは店には行きたくないけれど、あの娘にお金だけは渡したいと言った、その言葉であなたの心根がわかるわ。 私もこの年へ来て、ようやく15年前のあなたの気持ちがわかるようになったわ。そして今のあなたの気持ちも。あなたが言うお金は、打算のお金ではないわよ。うまく例えられないけど、お店に行かないでお金だけ渡したいというのは、お店を嫌って娘さんを好いている優しさが表われていると私にはわかる気がする。でも、そんなことは不可能よね。だからこそ、あなたの歯がゆい気持ちや、あの娘さんを守ってあげたいという気持ちは伝わるわ。 私があの娘さんの立場だったら、やっぱりうれしいと思うわ。あなたは自分からよく言う通り、気の利いた冗談や話で女の人を楽しませるのはへたかもしれないわ。だからこそ、ちょっと見るとお金で気を引こうとしているように見えるやり方も、本当はあなた自身、気を引くことなんか少しも考えていない証拠ということがわかるの。ほかの誰が何と言おうと、私はあなたの気持ちを理解出来てきた気がするわ。 あなたの休日と私の休日がピタリ合う時を、勤務予定表が配られたら、いの一番に私に知らせてね。露天風呂の掃除と内湯の掃除とでは、まるで寒冷地と温暖の地みたいで、体調が気になるけど、今度会うとき、元気な姿を見せてくれることを祈っています。それまで、さよなら・・・追伸、メールだけは送ってね、きっとよ」 逃げた女房が変身した瞬間を見た気がして、恥ずかしいことだが、不覚の涙を流していた。私も次のデートを心待ちにしている。のろけに終始してしまったが、夜中の出勤めざしてもうひと寝入りしなければならない。これで閉じる。今回推敲せず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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