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カテゴリ:雑記・会話
母の夢を良く見るとダイアリーノートに書いたが、22日午前中に見た夢は、私にしてもなかなかリアルだったので、こちらに書くことにした。
22日水曜日朝は、母を整形外科に連れてゆき、カルシウムの注射を打ってもらう日課だったので、8月以来にわかに早起きになった私は、この日も目覚ましをかけながらも、既に目覚めて、2004年12月に録画しておいた衛星放送の「モスラ対ゴジラ」のDVDをリピートにして見続けていた。 やがて父が医院の順番取りに7時半ごろ出かけてゆくと、まもなく私も目覚ましのスイッチを切り忘れたまま、階下へ降りた。 母が空腹そうだったので、ココア(カロリーメイト)100ccと小さな大福一つを用意すると、おいしい、おいしいと言いながらあっというまにたいらげた。 母は要介護度5ながらも、初めにその容態に気づいて注意を喚起してくれたケア・マネージャーのおかげで、目下のところ自力歩行不可能ながらも介助などを得て車椅子へ移乗し専用の車に乗って、その方面の施設へゆく『通所』を毎週二回採用することとなった。 この通所以来、残暑の頃のやや危険な脱水症状が、秋の食欲にも助けられてか、ずいぶん持ち直して、ただいまいわゆる寝たきりながらも、毎日ベッドで元気にしている。 私も見よう見まねで母をベッドから車椅子へ移すやり方を少し覚えた。 この朝も専門の移送サービスの人が来てくれることになってはいたが、作業を減らせるだろうと、私が母を車椅子へ移した。 胸椎一箇所、腰椎三箇所を圧迫骨折している身なれば、当然母はそれだけの作業にも痛がるからつらいのだが、せめて注射一本なりとも打ってもらわねばと、母に「ごめんね」とくり返し謝り、ようやく車椅子に坐らせてからも、再びごめんねと詫びて、この種の障害を持つ老人としてはかなりおとなしい母をそれでも落ち着かせようと言葉をかけた。 ほぼ予定時刻の9時きっかりに移送サービスの屈強そうな人がやって来て、母はあっというまに我が家を出る。 そして約一時間後の午前10時ごろには早くも処置を終えて帰宅する。 それまでのわずかなあいだに、ベッドの上のごみなどを取り、さらにどうしてもニオイがついてしまうので、例えば『ファブリーズ』のようなものを軽くスプレーして、なるべくニオイを消し、ついでに部屋の中にもスプレーしておく。 介護用の特殊な電動ベッドに常に敷いておくタオルケットも新しいものに取り替えて、帰宅した母を再び寝かせて掛け布団をかけ、これでしばらくすると母は疲れから眠りに落ちる。 私も母が眠りについたのを確かめると二階へゆき、ベッドで仮眠した。実は訪問看護婦の勧めで、毎晩父と二人で、母のオムツ交換を、ほぼ11時ごろやっているせいか、疲れがほどなく睡魔を誘うのかも知れない。 全く看護婦も要らざるおせっかいをしたものだ。 さて、私はぐっすり眠っているところを、人の声で起こされた。 先刻、父が医院にゆくから、あとを頼むと告げに来た時と同じくらいの感覚だった。 声の主は母だった。結論から言うと、かなりリアルな夢なのだと思う。 母の言葉は起こされたばかりと感じたせいか、はっきり聞き取れなかったが、私に早く起きるよう急ぐような口調だった。 ここで縁起の悪いことを書く気はないが、私は中学の頃から金縛りによくあう経験をし、これはなぜか凄い恐怖を伴うものだった。 ところがこの朝の母の声をいくら聞いても身体が言うことをきかなくなることはなく、それどころか私は、少しあせるような母の声に、がばと跳ね起きた。金縛りではなかった。恐ろしさのカケラもない。 しかし当然ながら、跳ね起きて見回した部屋のどこにも母の姿はなかった。 この時私は実際に一回目を覚まして起きたのかどうかはわからない。 だが誰もいないのがわかると、再び布団をかぶった。そんな感覚だった。 そこにまた前よりも大きな母の声が私を呼んだから、これはいよいよ尋常ならざる何事かが起きたかと思い、再び勢い良く布団をのけた。 部屋の中にはだれもいなかった。 すぐに壁の時計を見た。午前11時ちょうどだった。そのままベッドから出ると、階下へゆき、母の寝室の障子をあけた。母がこちらを見ていた。 「お母さん、今、二階に上がって来たかい ? 」 あり得ないと承知しつつ、あえて母に問うた。母もさすがに驚いた顔つきで「ええ ? お母さんが ! ? 行かないよ」 人によっては、このような夢を不吉の予告などととるかも知れない。他人様がどう思おうと、それは仕方ないことだ。 今のところ、驚くほど食欲が回復して、水分もよくとっているとは言え、圧迫骨折は回復の困難な障害となることも承知している。 この先は全くどうなるかわからない。 ただ、母の潜在意識に、二階の私のところへゆきたいとの思いが潜んでいて、同時に私の潜在意識にも母に来て欲しいとの思いが常にあり、それが私の夢に現われたのなら、けっこうなことではないかと思うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.23 00:43:49
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