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カテゴリ:クラシック
諄いようですが、今月も東フィルの定期演奏会は指揮がミハイル・プレトニョフなので、個人的にボイコットしようと思います。サボタージュまではしないけどさ。
色々な意見はあろうけれども、他国に侵略を行っている国の公職の禄を、かつてにせよ食んでいた人物が、現状に鑑みて演奏会に出てくるというのはやはりおかしいと思うので。 文化芸術と政治は別物、という意見は相変わらずあるようですが、単なる政治的意見の相違みたいなことではなく、具体的物理的に侵略を行う、戦闘行為を行い市民を巻き込んで害している、というのは、全くの別物で人間としての在り方を問われる事態だと思うので、それに与することはあり得ません。 それならイスラエルだって中国だってアメリカだって、という意見も世の中にはあるらしいですが、形の上にせよ、実は個人的には本当はだからこうした国の演奏家はあまり聞きたくないなぁと思っていたりするのですよ。そうは言っても、今足許で具体的に曲がりなりにも国家として成立している国を侵略し征服しようとしている、というような蛮行を現在進行形で起こしている国とはちょっと違う。しかもこの国は日本だって具体的に脅しているのであってね。 そんな国出身で、かつて公職にありながら、現状について一言も発しない、というのは、やはり無責任というものだと思います。今のロシアのような事実上の全体主義国家にあっては、そうしたメリットを享受したことのある人間はその分責任を負うべきだし、立場を表明するべきだと思います。 理不尽というなら、それは誰にでもあり得る人生における理不尽の一つであって、そうした理不尽に際してどのように身を処するかがその人の真価を問うてしまうものであって、不公平なものなのですよ。 だから、やるというのなら止めないし、聞くというのなら止めないけれど、私は行かない。そういうことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月24日 14時34分29秒
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