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2024年02月24日
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カテゴリ:オペラ


ちょっと木曜日から昨日の天皇誕生日に掛けて出かけていて、疲れてたし早く寝ようと思ったのに、結局寝付いたのは3時過ぎ。ま、どうせ今日は休みだし出掛ける予定もなかったので、随分遅く、11時過ぎに起きて、はたと気がつく........今日、新国の5月の椿姫の会員発売初日じゃないの........
 で、一応ダメだろうと思って繋いでみました。.............全日程、全クラス空いてる..........11時過ぎなので座席指定して余裕で安い席買えました。今これを書いているのは17時過ぎですが、この時間でもやはり全日全クラス空いてる......D席ですらですよ。一番安い席。これより安いのは当日券のZ席だけ。

 いや、どうなってるのかしらね。

 正直、私も、そもそも買えても買えなくてもいいや、くらいのつもりで緊張感なかったのではあります。言えば、ヴィオレッタは新国の養成所あがりの日本人で、今は欧州でやっている人らしいし、他もざっとみた限りで大して引きはなかったし。演出は既に何度か再演しているものだし。特別な引きは、まぁ私には、ない。とはいえ椿姫ですからね。とりあえず買えるなら買う、というスタンスではあったのですが、それにしても。

 私くらい長年聞いてると、椿姫と言われてまず思い出すのは、藤原歌劇団のニューイヤー椿姫です。あれは、新国開場前の日本で上演されるオペラとしては、一番引きのあったものだったと思っていて。もう前世紀の話ではありますが、毎年成人の日前後に椿姫をやる。歌手はその時々でいろんな人をアサインしていて、来日組と日本人組でキャスト組んで、確かダニエラ・デッシーとかリチア・アルバネーゼとか呼んでたんじゃなかったか。演出も、基本は同じような感じで奇を衒ったものではなかったけれど、毎年更新していて。少なくともオーチャードホール開場後はオーチャードホールでやるのを常小屋みたいにしていて、「オペラという習慣」を提供していた感はあります。一番安い席は当時4千円だったんじゃなかったか。その値段も行きやすさの一つでした。

 新国立劇場の今度の椿姫は、事前に買える一番安い席、つまりD席は会員で6,950円とかなんとか。D席は、長らく3千円くらいで、特別な公演だと5千円くらいになってましたが、ここ最近明らかに安い方の席を値上げしてます。C席は会員で9千円とかそのくらい。それならD席じゃなくてC席でいいや、ということなのかも知れないけれど、そもそもチケット代が随分上がっているのは確か。
 いや、それで、押すな押すなで毎回満員御礼というならいいですよ。でも、最近の公演を見ていると、決して満員札止めにはなっていないと思うし、4階席でも空席が、多分売れてない席があるのが分かる。

 売れりゃいいってものではないとも思うし、新国立劇場の使命というのがあるのだ、という理屈もあるとは思うけれど、ただ、今観ずるに、一体新国立劇場の使命というか、目的ってなんなんでしょうね?
 あ、話がややこしくなるので、ここではオペラの話だけに限ります。演劇とバレエはちょっと別の話として置いておいて。

 たとえば、別にお客なんか入らなくたっていいんだ、日本に於いてオペラというものを継続していく場として存在すればいいんだ、ということなら、お客なんか入らなくたっていい、というところに行くかも知れません。ふざけんなよとは個人的には思いますけれどもね。でも、じゃぁ、そういうことなのか?
 それに近いけれど、オペラというものを表現形式の一つとして考える、というならば、表現である以上、受け手の問題は避けて通れない筈。つまり、お客のいない公演はまずい訳です。でも、それなら、値上げはなんのため?
 これを金儲けのためとするならば、まぁ、しくじってますよね。ひょっとしてバランスシート上はチケット代上げることでバランスしているとしても、よりによって椿姫で営業が芳しくないというのは、非常によろしくないのでは。いや、後で売れるし、ってことかも知れませんが。それとも、もう椿姫なんて皆大して見たいと思ってないんですかね?でも、多分、世の中に広くオペラのイメージを聞いたら、椿姫みたいなのは上位に来ると思うんですよ。藤原のニューイヤー椿姫はまさにそういうコンセプトではじめて、しっかり集客出来ていた。バブルの残り香の中での徒花だった?そうかも知れませんが。

 「いや元々オペラは全然儲かってないから公演を維持するためにはこれくらいのチケット代は必要なんだ」というのでしょう。ただ、最近の新国立劇場を見ていると、何をしたいのかよく分からないんですよね。昨今の世間の値上げムードに乗って、最近の新国はチケット代だけでなく、プログラムも値上げして1,200円になってるし。これも、今シーズン最初だったか去年最初だったか、「特別なんとか」とか言い出して、確かアイーダのを1,200か1,500円にして、その後ずっと他の公演も1,200円だったんじゃないかと。
 別にいいですけどね。ただ、気分で世間的に値上げムードに便乗して値上げするのはいいけれど、それでお客さんは何を受け取るのか。正直内容は今までと大差無いのに。いや、世の中値上げだから仕方ない、という理屈は言えるけれど、問題は、その結果お客さんはどうするのか、ということです。プログラムならまぁ決定的ではないかも知れないけれど、そもともチケットがこれだけ上がってしまって、現に売れ行きに翳りがあるように思うのだけれど、これって大丈夫なの?という気はします。それでお客が減るか減らないか、ではなくて、これで新国は何を目指して何処に行こうとしているのか、ということ。

 というのも、私は以前から、これはまぁ夢物語と言われればそれまでなのだけれども、公演数をむしろ劇的に増やして、チケット代を抑えて、なんでもいいから集客を企んでみろ、という考えの持ち主なので、それとは違う方向に行くのはいいとしても、何処に行こうとしてるの?というのは気になるのですよ。

 答えはないんですけれどもね。ただ、この椿姫の発売状況を見ると、ちょっと「大丈夫か?」とは思ってしまうのではあります。





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最終更新日  2024年02月24日 17時44分18秒
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