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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2014/04/29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
4月は、シチリア西部を中心にした世界、世界のワインマーケットにおいて
シチリアの存在感をいち早く知らしめた大御所たちのワインご紹介しました。

引き続いて、5月は、近年のイタリアワインシーンにおいて、注目度が最も
高いゾーン=シチリア東部のエトナ火山周辺のワインをご紹介します。


「地中海のブルゴーニュ」とはよく言ったもので、そのワインの佇まいを
そう形容するのは、あながち間違っていないと思います。


いくつもの要因がありますが、代表的なものを3つ挙げると

  1.固有品種=ネレッロ・マスカレーゼの存在

不思議なことに、バローロのネッビオーロのように色素的にはさほど強い
ものを表現しないのですが、香り→味わいと経過するごとにどんどんと
迫力を増してくる。これに、世界のワイン通はイチコロです(^^;)


   2. 標高高く樹齢の古い株の絶対的な多さ


灼熱のシチリアにあって、赤ワインの命であるタンニン分、酸をしっかりと
保つのは標高の高い畑だけです。

エトナ火山はヨーロッパ最大の火山であり、ブドウ畑は1000m級の所にも
存在しています。バローロ、バルバレスコやキャンティ、ブルネッロという
イタリアの偉大なワインの産地が300m平均の標高であることを考えれば
これは、ずば抜けた立地だと言わなければなりません。

そしてエトナ火山という「過疎化」した農村においては、標高の高い
耕作の困難な畑は、「放ったらかし状態」になったものが多かったのです。


だから再植樹されることなく、古い樹がそのまま残ることになりました。
「質のワイン」の常識で言えば、古い株が偉大なワインを生むことは周知の
ことです。おそらく「量のワイン」の常識しかなかったシチリアでは
幸か不幸か、畑は現地の農民たちから見放されることになりました。



   3.ワインメーカーたちのエトナ進出


そこに、目をつけたのが、すでに北部イタリアなどで偉大なワインを生産
あるいはプロデュースしていたワインメーカーたちです。


もちろん、現地シチリアのごく限られた有料生産者も、外部からやって
きたイタリア人たちとエトナの畑を買いまくりました。


そうして新しいメンタリティー、質的なワイン造りを知り尽くした
個性的な生産者、あるいは、質量を世界のマーケットで売りさばくことに
長けた優良生産者が、エトナのポテンシャルを世界中に知らしめることに
なりました。



そういう現代の歴史を経てきたエトナの偉大なワインたちをじっくりと
味わい尽くしましょう!!


現在、空き席は極わずかですので、お早めのご予約をオススメします(^^)


5月17日(土)  16:00~18:00ごろ

  参加費用: 8500円(今回よりワンコイン値上げですm(_ _)m)

  ご参加希望の方は、viteitalia@gmail.com またはviteitalia@maia.eonet.ne.jp
  までご連絡を!必ず返信を確認して下さい!








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Last updated  2014/05/05 01:59:04 PM
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