カテゴリ:映画逍遥
5月になった。 その最初の日、昨夜の寝不足が利いて6時半の目覚めとなる。 カーテンを開けると、白い曇りぞらだ。 新聞をとってきた。 オバマ・野田会談が第1面のトップ見出しだ。 ページをめくり回関連記事を読むと、日米共同声明が出されたが、内容よりも共同声明が発表されたこと自体に意味があるという政府の見方が報告されている。 注目すべき記事だ。 ラジオをつけた。 ニュース主項目は関越道のツアーバス事故。 利益重視、乗客軽視の実態が続々と明らかにされている。 運行の責任はバス会社だけという異様な規定は、昨今、見直されつつあるという。 ホントかい、それ? コーヒーを飲みながらテレビをつけ、録画済みリストからNHKスペシャルの年金ルポ「いま年金に何が ~AIJ事件 そして公的年金~」を選び、見る。 前段は国会招致の際の浅川社長答弁を挟み込みながら現状を伝える内容で、これはまぁ、見なくてもいい。 ざざっと早送りし、後段の厚生年金基金自体を解説しつつ、2008年ごろから基金の破綻が増えてきた状況をルポするくだりから見た。 ニュースその他で報じられたケースも含め、年金基金の運用がうまく行かなくなったことにより加盟する中小企業が直面する事態についてうまくまとめられていた。 かみさん手作りのカツ丼で昼めし。 その後『CSIニューヨーク 5 #111』を見た。 ここではエピソード・ナンバーが通し番号めいて「#111」となっているが、元来は「シーズン5 #19」というらしい、CBSのサイトで知った。 地下鉄車内がトップシーン。 CSIスタッフが誰かを追っていて、もめ事が起こり拳銃を手にする混乱が起きる。 騒ぎの中で乗客のひとりが死亡。 胸に銃弾の穴があり出血している。 CSIラボで、スタッフが電子機器を駆使し、進行中の地下鉄に外部からの銃弾が飛び込んできたという事実を判明させる。 この番組の特徴とはいえ、その過程を伝える映像展開がめざましい。 銃撃は線路沿いビルに住む中国人が家庭内のいさかいで発砲したものだった。 流れ弾が地下鉄内の男に命中したというわけだ。 不幸な事故だったという感じだが、解剖の結果、死んだ男は敗血症で既に死んでいたとわかる。 司法解剖を担当するシド(Dr. Sid Hammerback:Robert Joy)が、死体の下降結腸に妙な異物があるのを見つけ、シェルドン・ホークス(Dr. Sheldon Hawkes:Hill Harper)が、異物の素材について「ヒゲクジラの髭」であることを調べ上げる。 この小道具には恐れ入った。 ニューヨークの先住民、モンティーカン族インディアン(the Montiquan Indian tribe)の末裔が、たとえば繁殖しすぎた野良犬を退治するのに用いた殺害道具だというのだ。 地下鉄で死んだ男の死因は敗血症あるいは腸内感染症だったが、その原因となったのがクジラの髭だったのだ。 リンジーのおなかが大きくなり2か月後に出産予定。 ダニーが赤ん坊の名前を考えている。 『CSI:NY5 #19』は充実した内容だった。 3時45分にバス停でかみさんと約束してあるので支度を始めた。 会って頼まれた物を渡し、ぼくは一足先にバスで八王子駅ヘ向かう。 市役所の南口事務所やら銀行やらに用事があるのだ。 上の写真はその途中で撮った南口界隈。 夜、AXNミステリー局で新しく始まったシリーズ『刑事ヴァランダー #1』を見る。 スウェーデンのミステリー作家、ヘニング・マンケル原作による警察もの「ヴァランダー」シリーズを映像化したものだ。 イギリスの放送局はテレビ番組向けにミステリーを映像化するのがうまいな。 スウェーデンの港町イースタの警察に勤務する刑事ヴァランダーは、ある日、15歳の少女が菜の花畑で焼身自殺をする場面に直面する。 理由も背景もわからないまま、スウェーデン法相が殺されるという事件が発生。 さらに、高名な画商が殺され、5人家族の父親が殺され、その目玉のない死体が見つかり、やがて元警察官の老人が犯罪組織と関わりをもつらしいと判ってくる。 悪辣な犯罪組織のありようはCSI:NYの設定を連想させるが、描きかたに生活感を欠かさないところは『フロスト警部』シリーズにも似て、いかにも英国風だ。 やれやれ、またも気になるテレビ映画シリーズが始まってしまったな。 海外ミステリードラマの追っかけで忙しくなりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.02 18:08:16
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