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テーマ:ワイン大好き!(30332)
カテゴリ:イタリア
キャンティ・クラシコ[2016]/フェルシナ 何げなく入った店で、ワインに気を遣っていることがわかるリストになっていると、期待値が高くないぶん?嬉しくなります。 トラットリア的なイタリアンで、客単価を意識して、それでもよく考えられたワインリスト。ちなみにバローロやスーパータスカンは載っておらず、所望の方はお訊ねくださいという但し書き。 よくワインの値段は、料理の総額の5割程度がバランスがよいと言われていますが、それくらいでも選択肢がいくつもありました。まあフレンチではなく、イタリアンだからできるのが現状でしょうか。 私のワインの先生である山本昭彦さんの贔屓のフェルシナのキャンティ・クラシコが穏当な値段で載っていました。2015年は「買えるだけ買ったほうがいい」と評された銘柄。2016年もよかったです。 豊かな赤系果実にミネラルの背骨、やや燻した香りにバルサミコ系の酸が食欲を刺激してくれました。 味筋は違うとはいえ、これだけ要素のある酒質をブルゴーニュやボルドーで求めると、倍の値段を出しても……かもしれません。 山本昭彦さんを囲んでワインを飲んでいた時、ある方が「仕事を離れても飲みたいワインってあるんですか?」と聞いたところ「キャンティ・クラシコ」と即答していました。 確かにヴィンテージを問わず、定評のある造り手のものを選べば、これほど外さず楽しめるアペラシオンはないかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月20日 15時44分29秒
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