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テーマ:ワイン大好き!(30237)
カテゴリ:ボルドー
エール・ド・リューセック[2004] 15年ほどほっておいた貴腐がつかなった辛口。この手のデイリーの何本かは、セラーにも入れずにクローゼットに置きっぱなしにしています。ですので幾度も夏を過ごしたことになるのですが……。 しかしながらボルドー・ブランは、イグレックやエール・ダルジャンのような高級系に限らず熟成が期待でき、ことにソーテルヌ、バルザック系の、甘口になれなかったボルドー・セックは、シャルドネよりもはるかに温度耐性が強いことが、ままあるような気がします。 昨夜開けたこのワインも、実に健全な熟成をしていました。余韻こそ短いのですが、香りの奥底にほのかに貴腐系のニュアンスを感じます。カリン系の酸は綺麗に鋭く、飲み進めて温度が上がっても、ダレることなく楽しめました。果実味も充分残っていて、たぶんセミヨン、SB、ミュスカデルと、モノセパージュではないことも、よき方向に作用しているのかもしれせん。シェリーの一歩手前の熟成香も好ましく、ちょっとした良いワインを飲んでいるキブンにしてくれます。 熟成など意識していない短いコルクですが、リリース仕立てとは、別趣の美味しさが楽しめました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月18日 14時14分08秒
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