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ウッドデッキのある風景

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2006年03月31日
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テーマ:住宅コラム(1788)
さて、件のデッキを解体するともう一つ面白いことが分かったというか、これは分かっていたことが確認できました。

木と木の接点は腐りやすい

「束と根太」とか、「床板と根太」のような接合部分は水が抜けにくいので腐りやすいのです。

このデッキでも写真の通り、床板と根太の接点は見事にやられていました。

ということで、腐りにくいデッキを作るために気を付けたい構造をまとめて見ましょう。
●雨が掛りにくい工夫をする
屋根を付けるというのはもちろん効果的ですが、常に良く吹く風向きを知っていることは大事です。 風下だと雨が掛りにくいですよね。

●雨が木に浸透しにくい工夫をする
導管を伝って水が木の内部に浸透しないような工夫をすれば耐朽性は抜群にアップします。
ビスを下から打つのは最も効果的ですが、例えば幕板の張り方一つでも随分変わることを知っておきましょう。
hinoki08
このデッキ幕板の張り方が違うところに注目をして下さい。
さて、どちらが腐りにくいでっきだかもう分かりますね。

そう左側。

左は床板の小口の風通しが良く、右は小口に幕板が密着しているので、水が抜けにくく内部に浸透しやすいのです。

こういったちょっとした工夫で随分耐朽性はアップします。

●雨水をデッキの下に溜めない工夫をする
床下が土のままとコンクリートでは下から蒸発をする水分の量は随分異なります。
でもこれは同じ条件下での話し。
昨日見ていただいたように、いくらコンクリートを張っても、そこから流れる水の行き場を考えないと効果は半減どころか逆効果にさえなることもあるということです。
日当たりが良くて風通しも良いところに床下が高いデッキを作れば下からの湿気を気にする必要はないと思います。
逆に言えば、日当たりが悪く、風通しが悪いところに低いデッキを作るのであれば、排水対策こそが決めてと言うことです。

こういったことを頭に置いておけば、普通の木を使っても10年やそこらはもつはずです。
ところが、多くの人がこういったことに気を使わずに、「メンテナンスをこまめにしないと腐ってしまう」という言葉で片付けているのが私にはどうにも理解ができないのです。

極論かも知れませんが、「こまめにメンテナンスをしなければいけないデッキ」を作っても嬉しいのは最初の数ヶ月だけ。
あとはとてつもない労力を使ってメンテナンス(もうお分かりいただいたでしょうが完全に分解しなければメンテナンスをしているとは言えないんですよ)をし続けるか、腐って後悔をする。
多くの人がそんなウッドデッキを作っているのが残念でならないのです。





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Last updated  2006年03月31日 06時53分33秒
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