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カテゴリ:足場施工例&作品
「105(イチマルゴ)版画室」、別名「近藤アトリエ」、版画家近藤先生のアトリエにアジのある足場板をご利用いただいた。ご利用いただいた足場板は今人気の15mm厚タイプ。参考までに、施工方法を一例として紹介しよう。
マンションの一室を改造したものだが、元々下地モルタルの上に根太、その上に厚み12mmの元床があった。現状復帰を考慮してか、その上にコンパネを敷き詰め、更に15mm厚の足場板[4]-(1×1/2)を敷き詰めた。元床12+コンパネ12+足場板15mmとなり、総厚39mmの重厚な床である。 15mm厚の足場板の留め方は、ボンド(根太ボンド)と60mmのフィニッシュネイルを使用。部分的に気になるところは、ゴールド色のスリムビスを使用し、極力表からビスが見えないように工夫されている。 そして、仕上げの化粧はツヤ消しのクリア「ノンロット/クリアー(ツヤ消し)を利用し、ぱっと見た目には塗装しているのかどうか分らない自然な仕上りとなっている。 実際の施工にあっては、賃貸物件のように基本的に退去の際に現状復帰(借りた時の状況に戻して返却する)を求められるケースもあれば、分譲物件のように持ち主さんの自由にできるものもある。いろいろ何でもありである。 施工についての相談は日々多いが、以下のポイントによってそのアドバイスも変わってくる。 ・現状復帰の必要性 ・総床高についての制限 ・要求耐用年数 ※これまでのヒアリングでは3年から30年まで回答も幅広い。 以上、参考にしてください。 ← 完成後のやすらぎのひとこま。手前アトリエ側は上記の塗装仕上げしたもの。奥のベランダ部分と同じ高さに仕上げ、一体感を醸し出している。 → 施工緒中にお邪魔した時のワンショット。まだ仕上げの塗装前であった。 ← 足場板(古材)にフィニッシュネイルは限界がある。フィニッシュネイルの場合、見た目にビスの頭が表面から見えることはないが、素材そのものが柔らかい杉の場合、ビスの効きが悪いことは否めない。ただ、スリムビス併用で施工する等、工夫しだいで目立たなくすることも可能である。 → バルコニーデッキは屋外の厳しい環境に晒されるところ。施工は、ベランダの床下地の上に根太を配し、ウッドデッキ同様に脳天から(表面から)ビスを打ち込んでいる。仕上げの塗装は室内同様に「ノンロット(ツヤ消し)」で仕上げた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.06 01:50:54
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