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蕎麦アレルギーの木まぐれ日記

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2009.03.26
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含水率とは、木材に含まれる水分の比率のことです。
木材にどのくらい水分が含まれているかを比率で表したもので、含水率が低いと材が乾燥しており、高いと水を多く含んでいることになります。

杉足場板シリーズの含水率は新品も古材も15~18%といったところです。屋外で天日乾燥したものですが、季節や天候によって多少の変動もあります。

合板(ベニヤ)なら、ご利用になる場所の乾燥条件によって寸法変化(膨張収縮)が発生することはありませんが、杉足場板はムクの一枚板ですので素直に寸法に変化を生じてしまいます。

ご利用になるところによって違いますが、大きく分けて屋外と屋内で全然条件が違います。


■屋外の場合
そもそも杉足場板を屋外にご利用になるのは寸法変化がどうのこうのという前に、腐り易いという点で問題があります。(詳しくはこちら「屋外での使用について」を参照ください。)
実際に屋外で使うと・・・このように天気がいいと思いっきり収縮して隙間が生じ干割れ(ヒワレ:板の表面のひび割れ)も顕著になります。しかし、梅雨時には連日の雨で板が膨張し隙間も干割れも目立たなくなってしまいます。)

03435.jpg

この写真の足場板は最初は未乾燥のものを隙間なく並べておりました。とあるお寺の現場で約4年間、本来の目的の足場板として屋外で使われていたものです。ご覧の通り、板の間の隙間も割れも均一にはなりません。板によって癖も違うためですが、こういう自然の変化もまた面白いものです。屋外ならではの自然な風合いが魅力でもあります。


■屋内の場合
屋外と違って、天候によって大きく含水率が左右されることはありませんが、路面店の店舗、デパート内の店舗、一般住宅、オフィス等の条件によって格差が生じます。特に空調の効いているところでは常に乾燥した状態となっています。

湿度の高い日本の場合は、含水率がおよそ15%で安定するといわれています。この大気中の湿度と平衡状態になるときの含水率が「平衡含水率」です。木材は平衡含水率を保つように周囲の空気が湿気てくると水分を吸い、乾くと水分を放出して、バランスを整えます。これが木材の大きな特徴のひとつである「調湿作用」です。

ところが現代生活においてはエアコンの普及で、空気が非常に乾燥する傾向にあります。それを受けて、住宅の内装に使う木材の含水率は10%以下にというのが理想とされています。

当店の杉足場板の含水率を18%とした場合、仮に10%まで乾燥が進むと、4~5mm程度幅方向に収縮する計算となります。(実際には条件によって違います。)

アジのある杉足場板の場合、それを自然な風合いとして受け入れるかどうかがポイントになります。用途によって気になる場合は、以下を参考にしてください。

01.jpg
これは当店の打ち合わせルームの床です。横にあるペレットストーブの影響か、板と板の間が結構すいてきました。

02.jpg
気になるところだけ、ウッドシールを入れてみました。

03.jpg
こちらは板と板のジョイント部分に予め色をつけています。施工の際にピッタリと張り合わせた足場板が更に乾燥し、隙間が発生した際に目立たないようにするためです。

とあるお店では、新品の足場板のジョイント部分に銀色のテープを下張りされてました。ランダムに発生した隙間から垣間見えるジョイントがシルバーに光ってすごくおしゃれでした。

商品の特性を理解いただき、工夫してご利用いただければ幸いです。








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Last updated  2009.04.13 18:01:58
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