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ポンコツ山のタヌキの便り

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2013年11月03日
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カテゴリ:エッセイ
          ファイナル

 私が高校時代に教科書で習った和歌に「世のなかは何か常なる飛鳥川、きのうの淵ぞ今日は瀬になる」というもがありましたが、60数年生きていますとこの和歌が詠っているのような感慨を心から感じることが度々あります。私は永年勤務していた鹿児島国際大学の短期大学部(元鹿児島短期大学)を今年(2013年)3月31日に退職していますが、その短大部もとうとう来年三月に閉じられることとなり、「世のなかは何か常なる飛鳥川」の思いを痛切に感じさせられました。

 この短大部は、学校法人津曲学園により1967年に鹿児島市永吉町に鹿児島短期大学として開学し、2001年には鹿児島国際大学短期大学部と改称されて同大学の鹿児島市下福元町のキャンパスに移転しましたが、ついに来年の三月で閉じられることになりました。

 昨日(2013年11月2日)、この短大部のファイナルセレモニーがありました。少子化等の時代の流れとはいえ、私が永年務めていた短大が終了を迎えることはなんとも哀しいことでことですが、それでもそのファイナルセレモニーに参加してとても嬉しいことが2つありました。

 一つは、ファイナルセレモニー会場の教室のドア前で「ブログを拝見していますが、最近はクレパス画を描いておられるようですね」と卒業生から声を掛けられたことです。突然声を掛けられたので、正直その卒業生の名前が分らなかったんですが、「わっ、嬉しいですね、ありがとう」と一応は感謝の言葉を返し、もしかしたら天神爛漫さん(ハンドルネームです)かなと思いながらも、確信が持てずそのまま会場に入りました。

 ファイナルセレモニーが始まり、学長、元学長、学部長、同窓会会長の挨拶が続き、その中で短大の創設以来の歴史が回顧され、私も懐かしく回想しておりましたが、えらく真面目な話が続くことにいささか「ちょっと違うなー」という違和感も覚え出しました。

 そこにセレモニー開始直前に出会った卒業生が登場し、実名を名乗ってからプロジェクターを使ってゼミナール担当の先生たちの似顔絵入りのプロフィール紹介を始めました。やっぱり、天神爛漫さんでした。彼女の在学時代のプレゼンテーション能力の上手さには感心させられており、とても強い印象を残していたのですが、今回の「ゼミナール担当の先生たちのプロフィール紹介」にも大いに舌を巻かされました。

 彼女はのっけから「短大の先生たちの特色はみんな言うことが違い、バラバラということです。こんな先生たちを纏める学部長のN先生はさぞや苦労されていることでしょう」と切り出したので、会場にどっと爆笑が起こりました。その後の各先生たちの紹介もユーモアにあふれたもので、会場に笑いが絶えませんでした。

 天神爛漫さんの素晴らしいプレゼンのおかげで会場にはすっかりなごやかで楽しい雰囲気が出来上がり、最後に在学生全員が前に出て「明日があるさ」の歌詞を短大の思い出に替え歌した歌を元気に合唱し、会場のみんなも自然とそれに唱和してこのユニークな短大らしいファイナルセレモニーも愉快に楽しく終わりを迎えることができました。

 このファイナルファイナルセレモニーは、南日本新聞の読者からの投稿欄「若い目」に11月1日に載せられた田上恵理さんの「最後の思い出」によりますと、在学中の思い出づくりの一つとして「短大を卒業した方たちと協力し、閉学する短大の思い出をつくろう」と計画し実現したもののようです。このセレモニーを計画した田上恵理さんたちにも素晴らしい思い出作りになったことでしょうが、私も忘れ難い思い出をプレゼントしてもらったことに対して心から感謝したいと思います。





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最終更新日  2016年03月19日 21時05分51秒
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