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2005年10月08日
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 3MAのコンペンセータ内、ソレノイドバルブ制御メインエアジェット(以下、MAJ)の番数のお話です・・。

 まず最初に、歴代3MA(・・といっても生産年数はたったの2年だけだが・・)のMAJ番数をご覧比較いただきたい。

                  MAJ1   MAJ2(S1) MAJ3(S2)
’89初期型  (MJ150)   #50     #50     #150
’89中期以降(MJ180)  #130     #50     #160
’90STD   (MJ210)  #120    #100     #195
’90SPモデル(MJ270)  #120    #120     #175

{上記:S1、S2とはソレノイドバルブ1、ソレノイドバルブ2のコト}

{※以前にラウさんより’89初期型サービスマニュアルの存在を教えて頂きました。私は当時、その初期型に乗っておりましたが、MAJ番数まではさすがに確認しておりません、メカ音痴でしたし・・。}

 MAJ1は常時開放、つまりいつでもエアを取り込む孔で、MAJ2(S1)&MAJ3(S2)はスロットル開度&エンジン回転数を感知して、任意設定された算式{SM:1-5の『ソレノイドの作動特性』のマッピング参照}によって開閉される孔である。これによってスロットルの急な開閉にもレスポンス良く適切な混合気を供給する事を目的としている。(←目的としている・・・というところがミソ^-^)
ちなみに、これらソレノイドバルブはキーオフ状態の時はどちらも閉じていて、キーオンで初めてS1、S2共に開く。それからエンジン回転数が低い時には概ねS1、S2とも開いた状態(MAJ1+S1+S2の総計)。スロットル開度によるが、中速域でまずS2が閉じ(MAJ1+S1の総計)、そしてスロットル開度1/2~全開域ではS2が開いていたのが、約11000rpm越えた付近でS1に切り替わるという具合。(MAJ1+S2の総計→MAJ1+S1の総計)

 それでは、上記の各領域にMAJトータル番数を当てはめてみる。

                                  
          低速時  中速域  高~11000 11000以上 切替落差
’89初期型    #250 #100   #200  #100   #100
’89中期以降   #340 #180   #290  #180   #110
’90スタンダード #415 #220   #315  #220   # 95
’90SPモデル  #415 #240   #295  #240   # 55

 ’89モデルは初期&中期以降型共に’90モデルと比較してMAJ総量が少ない。ソレノイド作動マップが全モデル通して同様である事が大前提なのだが(そうでないと今回の解説は意味ないし・・)、が低速域にあたるわけだが、’90std、SP共に#415と共通である。’89モデルノーマルの低速域はカブりやすく6~7千回転までの領域が鈍いので、少なくとも’90モデル程度まで番数を上げて(薄くして)みても良いのでは・・と私は仮定する。また、高速域途中でに切り替わるのは、『馬力規制』対処のためにMJも大幅に下げた’90stdモデルまでが落差も大きい、また切り替える必要性というのは『回し過ぎ』防止&安全マージンの確保といったトコロだろうか。

 私のセッティング考察はこうだ・・私の3MA(’89後期型)は、エア吸入量アップのためのエアクリ内2本L型ダクト撤去&MJは300台半ばに設定しているため、’90SP並のMAJ番数設定でもイケると判断。また、低~中速域以上までを司るニードルジェット&ジェットニードルのセットは’89と’90とでは異なっている。これも以前にラウさんHPの画像&メールにてアップ画像をいただき判断したのだが、’89ニードルは二次曲線的に絞り込まれているのに対し、’90のはSTD&SP共に直線的であった。
そして、スロットル開度1/4以上くらいからは’89ニードルの方が相対的に細く、ニードルジェット(メインノズル)径は’89の方が大きい(’89:Q-8 ’90:Q-4)。つまり中速域は’89の方がメインノズルからの吐出量が確実に多いと思った。

 それで私は以下の様に設定した。

 MAJ1#130 MAJ2(S1)#120 MAJ3(S2)#160

 変更したのはMAJ2(S1)のみ(#50→#120に変更)である。
 以下、の数値も表しておく。

                          
    低速時  中速域  高~11000 11000以上 切替落差
    #410  #250   #290  #250   #40


 このセッティング変更時の体感的なモノは、かなり低速域のトルクが向上した事。MJの変更も絡め、全回転域でトルク向上できた。
 試しにMAJ2(S1)に(’89の場合の)設定上限と思われる#160(#120→#160)も入れてみた。残念ながら、#50→#120変更時みたいな劇的変化はナシ。おそらくだが、コンペンセータからキャブに送られるMAJ総量は#415+α程度が上限と思われる。それ以上のエア量はあの送り込む(2本の)管が容量不足なのか、あまり総番数が大きすぎると負圧流速が落ち込んで結果的にエア供給力不足になるのではないだろうか。

’89モデル3MA乗りでMJ決定後、未だMAJは触ったコトがないという方は是非お試しいただきたい。もちろん私の決めたMAJ番数がベストとは申しませんし、万が一トラブルがあったとしても、当方が責任負えるモノではございませんのであしからず・・・<(_ _)>





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最終更新日  2005年10月08日 21時58分53秒
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