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カテゴリ:理路雑然とした記録の断片(未整理)
事務所近くの○バーガーは ○バーガーなのに、あまり客がいない。 (特に早朝は) その原因は なんとなく漂う《感じの悪さ》だと思うのだが それでもここのコーヒーの 味が落ちるわけではないし むしろ人が少ないのは幸いだと 最近時々出没する。 先日、開店直後の7:30に 貸し切り状態の同店で コーヒーとトーストを、食していると 中年のカップルが入って来た 『クラムチャウダーあると?』 作業衣姿の小柄な男性が 店員に唐突にでかい声で質問する。 物凄い(The博多弁な)インパクトでしたので 背中越しに様子を伺っていると クラムチャウダーを無事に注文し終えて満足げな そのカップルは 外を臨む窓に面したカウンターに座る僕の真横に座った 誰も客がいないにも関わらずである。 ああ、いやぁな予感だな と思って身構えるが こちらの存在など目に入らない様子で とても身なりのいい、お金持ちふう奥様らしき女性は 『ここのクラムチャウダー最高なの』 嬉しそうにつぶやきながら 『カウンターのこの真ん中の位置が、風水的に運気があがるのよっ』 と、さらに嬉しそうに語るのです。 その言葉にまんざらではない表情で ふむふむと頷く小柄な作業衣姿の男性も 確かに嬉しそうだった。 朝からひとつのほほえましい愛の風景を見てしまったなぁと 手帳に『風水』『クラムチャウダー』『朝のカップル』とかメモする。 その時の欲望を刺激する匂いが忘れられず 相変わらず貸し切りで 店に入っても背中を向けて掃除を続ける店員に 《おお、今日も感じ悪っ》と喜びながら (感じの悪さが癖になってる) ついに今朝『クラムチャウダー』を注文したのだ。 お、暖かくて美味い。 さて 今年引越しをした我が部屋で 初めての冬を迎える。 スペースが狭くなったこともあるが 思いのほか温かい 湯たんぽだけで越冬できそうなわたし。 ついにあと半月で今年も終わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.16 00:02:54
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