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カテゴリ:理路雑然とした記録の断片(未整理)
《嵐の後には凪が来る》というのは
イギリスの諺かな? 《雨降って地固まる》みたいなモノだろうけど イメージの広がりが美しいのは 《嵐の後には凪が来る》の方かなあ。 1/3 夢みたいな《べた凪》の景色を見た。 幻想的な一日だった。 この日 早起きして、ドライブ兼ねて 志賀の島へ。 人の多そうな神社はスルーして 志賀海神社(しかうみじんじゃ)へいざゆかん。 これが大正解。 鏡のような海面を見渡す境内 静かで穏やかな《べた凪》な海を遠くに見つめ ふと目の前では 神官は装束に身を包み、なにやら謡が ライブで執り行われていているではないか 五感を刺激する景色に溢れていた。 この神社は日本の神話でも有名な 海をつかさどる全国の綿津見神社の総本宮。 《綿津見神》はこんなふうな生まれを持つ。 イザナギは黄泉の国に行ったけがれを落とすため 水の中底で全身を禊した際 ソコツワタツミ(底津綿津見神) ナカツワタツミ(中津綿津見神) ウワツワタツミ(上津綿津見神)の三神が生まれた。 この三神を総称して綿津見神と呼んでいる (古事記) 万葉15 「わたつみの沖つ白浪立ち来らし」 その後 幾つかの禊の最後に左目を洗うと 天照大御神 (アマテラスオオミカミ)が成り 右目を洗うと月読の命 (ツクヨミのミコト)と成った。 鼻を洗うと 建速須佐男の命 (タケハヤスサノヲノミコト)が成った。 アマテラスには天を ツクヨミには夜を司るように言いつけた。 今年を占う御神籤(おみくじ)は《大吉》。 《嵐》と《凪》をいったりきたりする生き方をしたい。 それが生きていくダイナミズムだ(たぶん、おそらく)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.11 02:01:30
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