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カテゴリ:グルメ
まだずるずると、冬の味覚の話題である。
この民宿では、これでもか、と言わんばかりに次から次へと美味なるものが饗される。 たとえば、朝食と昼食はこんな感じである。 ![]() ![]() [運動前の影響補給と、必殺・おかんカレー] いつもはこんなに贅沢していないのに、人間の身体というものは恐ろしいと思う。目の前に出されたものは全て平らげられてしまうのである。食べ出したら止まらない。 この昼食のカレーなど、激しい運動の後とあってか、平気で二杯目に突入できる。 この際、宿のお母さんに「半分ぐらい」「1/4ぐらい」「しゃもじで半分ぐらい」などと、ファジーなボリュームリクエストをしても無駄である。きっちり二杯目も同量が盛られてくると肝に銘じておかなければならない。 だが、予期せぬボリュームでも不思議と胃に収まってしまうのが、この宿の魔力である。我々の満腹中枢を破壊する不思議な磁場が形成されているのではないかと、本気で疑う次第である。 はてさて。 私の車で前日入りした三名は、金曜の日の晩にボタン鍋をいただいた。 今回都合が悪くて来られなかった他のメンバーに対して、申し訳ない気などはさらさら無いわけで(笑)、この場でその模様を再現してみようと思う。 まあ、悔しかったら来年は金曜日の夕方にオフィスを出てみやがれ、コノヤロー。 まずは乾杯である。お酒の呑めない私は、可愛くお茶で参加である。 が、乾杯などは社交辞令で、意識の大部分は机上の「ボタン」に向いているのは言うまでもない。 ![]() [テキトーな乾杯のあと…] なにせ、こんな大輪の花が咲いているのである。 ![]() ![]() ちょっとした雑学であるが、「ボタン鍋」「サクラ鍋」「モミジ鍋」と言えば、それぞれイノシシ・馬・鹿肉の鍋を指す。これはクイズ研的にも一対一対応で記憶しておかなければならない事象であって、あえてここに備忘録として記述しておく。 ボタン(牡丹)・モミジ(紅葉)の名の由来は、花札から来ているという説もあるらしいが、この見事な皿を見るにつけ、牡丹の花に似せて盛った皿の風情から来ていると信じたい。 なお、サクラが馬肉なのには明確な理由はなく、桜の頃が一番おいしいからだとか、あるいは肉の色がピンクだからと諸説あるらしい。 いずれにせよ、仏教の教えからか、肉を食すのに少なからず抵抗のあったであろう庶民が残した、花の名に喩えた鍋の名前には風流を感じる… ![]() [あー辛抱たまらん] …のはさておき、目の前のものがうまけりゃいいじゃん的な、現金な私も素敵である。 なお、今回見つけた気になるグルメをもう一つ。 ![]() ![]() [ハチ北側中腹ロッジの数量限定メニューには…] この1500円の表示に注目である。 写真が小さくて恐縮であるが、これは「但馬牛の牛丼」である。 ○野屋の何倍の値段やねん、と突っ込みたくなるこの一品。ブログネタのために、一肌脱ごうかと2秒ぐらい考えたが(短かっ)、その日の晩がカニだったので、泣く泣く諦めた。誰か、清水の舞台から飛び降りてみる有志、頼む。 なお、一日中食べまくっているアホ軍団は、夕食での宴の後、車で20分ほどの温泉へ。 ここは、露天風呂もあり、なかなか日本人のわびさびを解している外湯なのである。 ![]() ![]() [この万灯の湯(まんとのゆ)は、リフト券を提示すると入浴料が100円引きの500円に] そして、何よりアホ軍団の心を掴んだのが、脱衣所を出てすぐのこのロビー。 ![]() ![]() ![]() [風呂上がりの客を待ち受ける蟻地獄のような…(苦笑)] そう、天下無敵のフルーツ牛乳である。 その魔力は、散々カニ食って酒呑んでそれでもまだ風呂上がりにフルーツ牛乳を2本飲み干したK氏に「3本目に行くか否か」で苦悶させるほどの、絶妙のまろやかさなのである。 自動販売機前の累々たる瓶の屍が、それを裏付けていると言える。 …すんません。私もっす(ただし一本だけ)。 ![]() ![]() [コンビニで衝動買いの獲物を、掘りごたつで舌鼓] まだまだ宴は終わらない。 スキーに行って、不思議と食べたくなるのがアイスクリームである。日頃家では食べないのに、家より格段に寒い場所なのに、全くもってその消費者心理が自分のことながら理解できない。 その定番と言えば、雪見だいふく、そしてピノである(私的に)。しかも、こんな時に「期間限定」「ストロベリー」なんてやられた日には、完全に屈服である。サレンダーである。 …とここまで書いてて、気が付いた。 最後の方、冬の味覚でも何でもないがな。 要は、目の前のものを全て平らげているだけの連中なのかもしれない。ふにゅ。_| ̄|○ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月30日 00時57分29秒
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