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2007年02月17日
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カテゴリ:社会
 ちょっと日付がずれたが、バレンタインデーの話題。

 日本では、女性が男性にチョコレートを渡す習慣がある。
 習慣というか、とある菓子メーカーのマーケティングが奏功しただけだとか、海外では逆だとか色々蘊蓄はあるが、まあ、このルールに則るとして、以下のことを考える。

 男性と女性とで、どちらが神経を使うか、ということである。

 ホワイトデーでは、何をお返しするか、には明確なルールはない。昔はマシュマロだとかホワイトチョコレートが定番だったが、いつの間にか何でもあり、という風潮になってしまった。モノが限定されないため、選択肢が多く、逆にセンスを問われるような錯覚にとらわれてしまうわけである。

 知人の某女史曰く、今まで一番辛かったのは「自分の写真とともに贈られた微妙なクッキー詰め合わせ」であったという(厳密には、バレンタインデーに何も渡していない相手からなので、単なる「プレゼント」なのだが)。しかもその写真は箱の裏に隠してあって、「食べ終わったら裏をみてごらん」と言われて渡されたらしい。

 想像するだけで空恐ろしい。
 男性側として、安易にホワイトデーの贈り物を選んではいけないという教訓である。

 …かといって、女性側から見れば「渡す相手の選定」をしないといけないので、もっと大変だ、反論されるかもしれないが。

 とまあ、いつものように何の教訓もない枕を踏まえて(苦笑)、今日は面白いニュースがあったので紹介したい。
 メディアリテラシーの考察にもってこいの題材である。

 「素直に辞めるアナタが好き」 柳沢厚労相に巨大チョコ
 バレンタインデーの15日、「産む機械」発言で女性から強い批判を受けた柳沢厚生労働相あてに、NGO「ピースボート」が巨大チョコを届けた。

 重さ3.5キロ。表面には「素直に辞めるアナタが好き」とのメッセージ。メンバーは「きっとお返しは3月14日にあるはず」と、1カ月以内の辞任に期待を寄せる。

 昨年も、米国産牛肉の輸入再開に抗議して中川農林水産相にチョコを贈ったが、音信はなかったという。昨年に続き今年の「再チャレンジ」。厚労相の反応は?
(2/15 朝日新聞)


Professional Citizen
[辞任要求のバレンタインチョコを柳沢厚労相の代理(手前)に渡すピースボートのメンバーら]


 さて、いつものごとく「朝日新聞」である。
 最近、何度か朝日を引用しているのでお気付きの方もいらっしゃるかと思うが、私が朝日を表すときは赤字で表現している。理由は言うまでもないので、省略する(^_^;)。

 さて、このニュース。あまりプロ市民の行動についてご存じない方からすれば、NGO団体がこうしたユーモア溢れる抗議をしてるんですよ、と捉えかねないかもしれない。

 これはとんでもない誤解である。注意を喚起したい。

 まず、ここで問題なのは、ピースボートという団体である。
 この団体の意義については、賛否両論あるが、この団体への一定の評価についてはすでに司法判断が下されているので紹介したい。

 ピースボートは、『民間レベルの国際交流』を目指しており、一般市民を募った長期船舶旅行を企画している。
 このクルーズに関して、週刊新潮は「ピースボート豪華世界一周を『惨たん旅行』にした責任者」との見出しで、ピースボートを「金儲け主義の集団と確信した」とし、週刊文春は「『サンマがご馳走(ちそう)か!』ピースボート地球一周豪華クルーズにケチ」という見出しでその航海を報じた。

 これに対して、ピースボート側は名誉毀損として訴えたが、司法は「記事の主要部分は真実であるか、文春側が真実と信じたことに相当の理由がある」としてこの請求を退けたのであった。
 これら判断は、双方とも最高裁が支持した内容で、判決は確定している。

 ついでにいえば、ピースボートは、元来、辻元清美が設立した団体である。
 辻元清美と言えば、このニュースが記憶に新しい、社民党の国会議員である。

Tsujimoto

 …とここまで書けば、この「NGO団体」がニュートラルな立場の団体でなく、むしろ特定の政治思想によって成立している団体であることは理解いただけると思う。

 ピースボートのバレンタインデーイベントは今年に限ったことではない。 実際、過去に贈った議員は以下の通り。

 2003年 石原慎太郎(東京都知事)に「ババア発言」チョコ
 2004年 石破茂(防衛庁長官)に「反自衛隊」チョコ
 2005年 安倍晋三(議員)に「NHK圧力」チョコ


 贈る対象が、保守系・自民党議員に限られるのは偶然かもしれない。
 が、一方で、例えば不倫疑惑で揺れた某民主党議員に愛のチョコレートを渡したというニュースは一切聞かないのも事実である(笑)。

 これをユーモアと採るか、嫌がらせと採るか、はたまた下品なプロパガンダと採るかどうかは、人間性が問われる問題である。
 ちなみに、朝日新聞誤報に端を発した安部晋三氏へのプレゼントは「直径約60センチのハート形のチョコで重さ約6キロ。スタッフが66枚の板チョコを溶かして作った」ということで、「666」の呪いとネット上で話題になっていた。

#…まあ、はっきり言って単なる嫌がらせでしょうな。こりゃ。彼らの疑惑が晴れたとしても、こうした嫌がらせをピースボート側は一切謝罪することはない。はあ。

 …ここまで読んで「女性は子供を産む機械」発言で物議を醸した柳沢大臣へのチョコレートのニュースを振り返ってもらいたい。

 ユーモアのセンスが致命的に貧困である。
 絶望的に、痛すぎる。これぞまさしく「痛チョコ」である(ぷっ)。

 大前提として、こうしたパフォーマンスが成立する要因を考察してみよう。
 このチョコレートの作成に、多かれ少なかれ労力とお金を要していることは疑いようがない。しかし、このチョコレートの作成のモチベーションとなっている要因が必ずあるはずである。それは何か。

 はっきり書こう。これを報じる「朝日新聞」+「共同通信」のアナウンス効果である(私が見る限り、このニュースを報じているのはこの二社だけである。これらが、思想的にどういうマスコミかは、ご想像にお任せする(笑))。

 大体、こんな下らないバカ市民の悪ふざけに、写真を載せて報じるだけのニュースバリューがあるはずがない。

 想像してもらいたい、どうやってこうしたマスコミはこの動きを嗅ぎつけ、そしてチョコレートを手渡す瞬間を写真に収めることができたのだろうか?
 簡単である。これらの団体からのリークに決まっている。

 つまり、この記事自体が一定の政治思想に偏った連中の自作自演なのである。

 お返しに柳沢大臣が何を送るか、を考えてみた。
「来年からそのチョコレートを作るお金があったら、発展途上国の子供たちに援助をしてあげてください。それが、元々のピースボートの目的でしたよね」と書いた手作りホワイトチョコレート、というのをふと思ったが、わざわざ相手に合わせてレベルを下げる必要はない。

 こういうのは、徹底無視に限る
 そもそも、国務大臣の給与は国民の血税から支払われている。こうした程度の低い中傷に、一秒たりとも労力を費やして欲しくない。今の厚生大臣には、少子化問題だけではなく、火急の課題があるはずである。これに全力で立ち向かってもらいたい。これが一国民の切なる願いである。

 最後に、このチョコレートを渡している女性に一言言いたい。
 きっとピースボートの仲間内で、一部メディアに取り上げられた自分たちの記事を見てほくそ笑んでいるであろうと思う。
 わざわざ、子供を連れた女性を選んで職員にチョコを手渡したメディア戦略に満足しているかもしれない。
 柳沢議員は「女性を子供を産む機械」と評したかもしれない。その表現は決して褒められたものではない。
 しかしながら、貴方にその彼を批判できる資格は一切ない

 子供をメディア戦略、己のプロパガンダの道具に利用する品性の方がよっぽど問題だからである。

 今腕に抱かれている女の子が、物心つくようになった頃、一体何を思うだろうか。自分が掲載された新聞を見て、誇りに思うだろうか。こうしたイベントに駆り出して欲しかった、と思うだろうか。

 少なくとも、こうした親には子供を育てて欲しくない。





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最終更新日  2007年02月18日 02時03分29秒
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