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テーマ:たわごと(26782)
カテゴリ:学校と社会
久しぶりに授業の話題です…
GW明けは教員も生徒もお疲れ気味で授業はだれがちですが, 進学校と言えども例外ではありません… 職員室での会話も 生徒のだれた態度が話題になったりしますが… 「che先生の授業も生徒は眠そうにしてませんか?」 と聞かれて… 「そうですね…」相づちを打ちつつも…本心では「いいえ」と言えない弱気… 特に社会科みたいな説明系教科は,問題を解かせたり指名することで 否応なし眠れない状況をつくる教科と違って いかにして生徒の興味を喚起し続けることができるか… ということが教材研究のポイントになります… と言えば大層なことをやってるようですが, 要するに雑談のネタをどう工夫するか?ということです。 私が心がけていることは, 生徒が気づかない切り口をみせること… そのことで知的好奇心を刺激できれば生徒が眠ることはないのです…(^^)v 今回の授業のテーマは情報化社会ですが型どおりの流れで行けば, メディアから流される情報によるメリット・デメリットを提示する中で メディアリテラシーの意義を考えさせるわけですが… まず導入として,メディアから流される情報が正しいかどうかを考えさせる例として 次のような話題から入りました… ジェットコースターの事故の話をして大阪で実際に見た人はと尋ねると もちろんいません… じゃあ本当にあった事故なのかと改めて聞くと 不思議そうな顔をします… そこで今回の事は最近話題になってるやらせじゃないの?と聞くと そんなわけないでしょうと答えるのですが じゃあ本当にあったかどうか証明できる人は?と聞くと 誰も答えられません… そこで,私たちは世の中で起きる出来事の大半を メディアから得る情報で疑似体験しているという現実 そしてその多くを個人で検証することが困難な故に情報に流され 操作される可能性に気づかせるようにします。 (誤解のないように言っておきますが人の命を軽んじたり, そのことで笑いを取るような授業はしていないつもりです) そして,同じ事故であっても交通事故や自殺で亡くなる人が年間で万単位であるのに メディアの取り扱いは今回の事故と比べてどうなのか?ということに触れながら 情報を商品としてメディアが扱っているという事実 極論すれば自動車は年間万単位の人が命を失う商品なのに 未だに商品として生産販売されている… そんなカラクリめいたことも マスメディアが私企業であるということをキーワードに理解させながら, 私たちは一方的に受け取る情報を選択し判断する いわゆるメディアリテラシーが必要であるということを 納得させるような授業を心がけています ←励みになりますのでクリックをお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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