よろず屋の猫

毎夜集まっては騒ぐ迷惑な少年達。
アパートの一室の窓から彼らを見る男。
携帯で打ち込む数字。
突然、少年達の一人の頭が燃え上がる。

イヤー、面白かった!!

月９で始まった『ガリレオ』です。
原作は東野圭吾さん、既読ですが、細かいところはすっかり忘れてます。
原因が分からずオカルトと取られてしまうような事件を、ガリレオこと湯川が物理学の見地から解決する話。

原作ではガリレオ先生・湯川学（福山雅治さん）の相棒は草薙（北村一輝さん）なんですが、彼から引き継ぐ形で内海薫（柴咲コウさん）が担当。
なるほどね。

あらすじはこちらでどぞ。


今回の事件は人が突然燃え上がると言うもの。
犯人役の金森に唐沢寿明さん。


とにかく福山・ガリレオが素敵すぎ。

原作のイメージからするとちょーっとカッコ良過ぎやしませんかと言う気がしますが、白衣姿にはやられましたわ。
目の保養、目の保養。
これから月曜日はこれを楽しみに生きていけるわ。

原作では湯川と草薙のやりとりが面白いんですが、ドラマの内海との掛け合いもとっても面白い。
内海は単行本未収録の話には登場しているようですが、私は未読。

片や物理のことだけしかない湯川と、片や刑事だけど普通の女の子な内海とのかみ合わない会話に爆笑でした。
うんちの話のシーンって内海、カレーを食べてなかったか?。
でも内海はおとり捜査でちかんを５４人も捕まえるとは、根性がある!!。

仮説だけではダメ、実験で実証されなければならない。
湯川は何度も実験を繰り返す。
(・・・であの費用は結局どこが払うの?)

逮捕された金森は殺意を否定している、ゴミを燃やして脅すつもりだったのだと。
金森はボランティアで盲目の人の為に朗読のテープを吹き込んでいるような男。

しかし湯川が何度も失敗したこと、これが殺意の証となる。
微細な調整が必要な犯行。
何度も繰り返したはずの殺人未遂、その結果の殺人。

このシーンがさすがは唐沢さんって感じで、凄みのある怖さだったです。
是非犯人役のゲストは毎回これ位の人をお願いしたいところ。

事件の後に平然とテープに朗読を吹き込める冷酷さが金森にはあった。

前半は笑わせて、後半は緊張感があって、見ごたえありました。


ところで内海が泣きまねしながら語る自分の生い立ち。
あれで騙されちゃうところが、やっぱり物理一筋の変人なんでしょうねー。
で、あの海外ドラマ『クラリス』(でしたっけ?)は作ったんですよね、これの為にやっぱり。


原作はネタを楽しむミステリーなので、事件自体は突拍子もないですけど、暇つぶしには持って来い。
　

↓は趣きが違う長編です。



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