よろず屋の猫

四つのアニメをまとめて簡単に感想。
あらすじは全て公式HPから。


鋼の錬金術師　#10　「それぞれの行く道」

病室にて第五研究所の顛末をアームストロングやヒューズたちに話すエドとアル。
人柱、賢者の石の錬成陣、そしてウロボロスの入れ墨を持つ者たち･･･しかし謎は深まるばかり。
そこへ突然、大総統キング・ブラッドレイが現れる。
彼はエドたちに、軍内部に大総統の自分ですら掴みきれない不穏な存在があること、事態が判明するまで全員行動を慎めと告げる。
しかし忠告むなしく、敵の魔の手は意外な人物へと伸びていくのだった…。

作者も描くのが辛かったと言うヒューズが殺される回。

決して悪いわけではない、むしろ良い方。
だけど今一つ何か足りない・・・って言うのがずーっと続いているんですよね。

あともう一拍、もう一表情・・・あるともっと感動できるのにって言う物足りなさをいつも感じる。
(例えばヒューズが振り向いて、エンビィーが妻の姿を取っているのを見た後とか)

出かける前のヒューズとエリシアのやりとり、墓地でのエリシア。
これがとても効いてて、やっぱり涙を誘いますわ。

ヒューズの死を知らずに、汽車の中でヒューズとの思い出を語るエド、アル、ウィンリーのシーンも泣けます。

ホムンクルスの表情は二期はとても良いと思うのです。
残酷な感じが出ている。
エンヴィーの高山みなみさん、やっぱりお上手。

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花咲ける青少年　#10　「クロス・デイズ」

祖父のフレドの邸宅を訪れた花鹿たち。
その頃フレドは５０数年前の出来事を思い出していた。
新聞記者だったフレドの前に現れた産油国の若き王子マハティ。
国際会議出席のためニューヨークを訪れたマハティは、暗殺者に狙われフレドの友人キャスリーンにかくまわれることになる。
誇り高く尊大なマハティと庶民肌のキャスリーンはことごとく対立するのだが・・・。

原作では先ずマハティとキャスリン、フレッドの話が読切りであったんですよね。
その後に花鹿の『花咲ける青少年』が連載で始まった、と。

アニメは、ここで現在のフレッドと、彼が昔を思い出すという形で描いてますが、これはとっても良いと思う。

マハティとキャスリンの話は『N.Y.の休日』って感じ。

さすがにマハティは綺麗に描いてあったなぁ。
全体の雰囲気に当時のN.Y.の感じが出てると、尚良しだったのに。

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グイン・サーガ　#10　「辺境の王者」

番組の前に栗本薫先生のインタビューが入りました。
亡くなった方が、TV画面の中で生き生きと自分の作り出した物語の事を語っているのを見ると、不思議な感じがします。

お話を聞いていると、この物語の続きを書ける方が他にいるだろうか?と思ったりしました。
ファンタジーと言うのは架空の世界を作り上げるもので、別の人が書いたら、やっぱり別の世界の話になってしまう気がして・・・。

なのに未完のまま、グインやリンダ、イシュトバーンが、あの世界に閉じ込められているのも寂しい。
読者と言うのはわがままなものです。


赤騎士アストリアスはセムの本拠地を発見。
報せを受けたモンゴール軍はセム族一掃のため全軍総攻撃を仕掛ける。
指揮官グイン不在のセム達にとって、この攻撃を阻む手立てはなく、次々と「赤きサソリ」の餌食となっていった。
そして、この状況を不利と見切ったイシュトヴァーンは「未来の王」として生き延びるため、一人戦場から荒野に向けて馬を出す。リンダを残して、、、。

前の番組がアレなんで、『グイン・サーガ』の作画が凄く良く感じますが、決して素晴らしいって言う域ではないんですよね、実は。
若林監督お得意のアクションシーンも、私はワクワクして見た事は前回まではなかったし。

けれど今回は楽しめました!!。
ラゴンの戦士を連れてグインが帰還、モンゴールの兵士と戦うシーンです。

もっとたっぷり見たかったぞ、と。

敗退するアムネリス率いるモンゴール軍。
このお姫様、ホント良いところなしなんですよね、実は。
美しくて気位高いだけに、何だか可哀想になってしまう。

ところで公式HPのキャラクター、眩暈がするほど大人数・・・。

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戦場のヴァルキュリア　#10　「吹雪の夜」

山岳部に偵察に出たウェルキンとアリシア。
しかし山の天候は不安定で、快晴から一転、猛吹雪に襲われる。
仕方なく二人は、山小屋で嵐が去るのをやり過ごすことにした。
そこへ突然、帝国兵が現われ事態は急変する。
敵兵はひとり。
しかし、その手にはピンを抜いた手榴弾が握り締められていた…。
一方、二人が戻らぬことに不安を隠せない第７小隊の面々。
ここは敵の勢力圏内で、二人の帰還を待てる時間には限りがある。
指揮権を委ねられたラルゴが下した結論とは。ウェルキンたちは無事隊に戻れるのか…。

もう毎週楽しみで。

山で吹雪。
何故か必ず見つかる山小屋。

何てベタなエピソード!!。

アリシアは何となーくその気になってるのに、ウェルキンの態度ったらどう?。

山小屋に突然入ってきた敵兵の話は、もっとちゃんと描けば良いのにと思いもしますが、『戦場のヴァルキュリア』はこれで良いのです、私には。

何事も重くなりすぎず、日曜の朝に見るのにちょうど良い癒しアニメです。