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カテゴリ:大事なコト
また悲しい事件が起きてしまいましたね。
<大阪・通り魔>10分前に包丁購入 他の通行人も狙う ここのところ子供が犠牲になる事件が多く、聞いているだけでも心苦しくなるニュースばかりですが、今回の様に大人が犠牲になる事件もまた辛いものですね。 ニュースで聞く被害者の方のお名前は、その方を知らない人にとってはただの「被害者」の名前に過ぎないのかもしれませんが、ご家族の方、友人の方、そして仕事等で関わりのある方にとってはかけがえのない、たった一人の人間であることは間違いないと思うのです。 特に今回犠牲になられた男性の方は、奥さんとまだ幼いお子さんが3人いらっしゃったそうですね。 突然、愛する人を失ったご家族の心境を思うと、いたたまれない気持ちで一杯になります。 地震などの災害で犠牲になられるのも辛いものではありますが、こうした事件の被害者として命を落とされる方が後を絶たないことに、深い悲しみを覚えます。 「誰でも良かった」 このような事件の加害者から発せられることの多いこの言葉。 この「誰」というのは単なる物体や固体などではなく、家族や友人達を愛し、そして愛されながらこの世を生きる唯一無二の「命」であることを改めて確認する必要があるのではないでしょうか。 街ですれ違っただけ、あるいは電車で偶々隣り合わせに座ったというだけの人であっても、ただ「面識がない」というだけで、沢山の愛情をもって育てられ、父として、母として、息子として、娘として、あるいは兄・姉・弟・妹として愛し、愛されながら生活をしている、他に代え難い一人の人間であることに間違いは無いと思うのです。 「誰でも良かった」という言葉は、これらのことを思い起こすことが出来ないという「想像力の欠如」から発せられているように思えてなりません。 恐らく、今回の加害者も幼少期からの家庭環境やその後の人間関係からそのような「想像力」が欠如したまま「大人」になってしまったのではないかと思うのですが、少なくともこの事件を起こす前に、この加害者と多少なりとも関わりのある周りの方々が手を差し伸べることで事件を未然に防ぐことは出来なかったのか・・という思いで一杯になります。 とにかく、今回の事件で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、もう二度とこのような事件が起こらないことを切に願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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