ドラッグストア業界の比較(8)-北陸・甲信越 -
今日はゲンキーの出店地区でもある北陸・甲信越地区のドラッグストア業界を調べて見たいとおもいます。どの企業も非常に成長力が高いんですね。■北陸・甲信越ドラッグストアシェア1位 クスリのアオキ 285億円 12% 石川2位 コダマ 192億円 8% 新潟3位 ドラッグフジイ 185億円 8% 富山4位 ゲンキー 136億円 6% 福井5位 モリキ 105億円 4% 長野県6位 星光堂薬局 102億円 4% 新潟県7位 健康家族 100億円 4% 長野県8位 カワチ薬品 89億円 4%9位 寺島薬局 59億円 2%10位サンドラッグ 47億円 2%なんと、上位で上場しているのはゲンキーのみなんですね。まずは北陸・甲信越でシェアNO.1のクスリのアオキに注目してみたいと思います。成長性が非常に高い優良企業のようです。HPを見るとわかりますが、売上高の推移は以下のようになっています。2000年 152億円2002年 193億円2003年 216億円2004年 248億円2005年 285億円毎期ほぼ+15%増収とかなり高い成長率です。今日現在HPを確認する限り以下の地区に88店舗を展開しています。2005年5月決算で81店舗でしたから、半年で7店の出店です。かなり積極的ですね。長期的には200店舗を目指しているようです。福井県 20店石川県小松エリア 12店松任エリア 9店金沢エリア 22店能登エリア 3店呉西エリア 9店呉東エリア 12店新潟県 1店1店舗あたりの売場面積は250坪~300坪。取り扱い商品は医薬品・衣類・家庭用品・文具・食料品・酒類・冷凍食品、などゲンキーと同じく多岐に渡っています。北陸の経済ニュースの記事ではゲンキーとアオキの競合を報じています。お互いの店舗を潰しにかかっています。今期のゲンキーの小規模ドラッグストアの既存店のいつもにも増しての不調はもしかしたらこのせい?アオキは上場したら投資してみたい会社ですね。次に2位のコダマですが、店舗数が17年1月現在で78店舗となっていますが、こちらも出店意欲が旺盛です。 新規出店数 累計2000年 7店舗 48店舗2001年 6店舗 55店舗 +15%2002年 13店舗 61店舗 +11%2003年 8店舗 74店舗 +21%2004年 4店舗 78店舗 +5%売場面積はわかりませんが、HPの写真を見る限り300坪といったところでしょうか。3位はドラッグフジイです。以下のように毎年10店舗の積極出店です。2001年 30店舗2002年 40店舗2003年 50店舗2004年 60店舗店舗売場面積はHPの写真を見る限り150~200坪くらいですね。4位のゲンキーは先日の比較で見たとおり、毎期30%超の超成長企業、かつこの地区唯一のメガドラッグストアを展開していますね。5位のモリキはHPに詳細が出ていませんので詳しくわかりません。6位の星光堂薬局ですが、ここも非常に成長率が高いです。2000年度の売上高が約60億円、2004年度の売上高が100億円です。毎年10%~20%の成長を続けている会社です。店舗面積はHPの写真を見る限り300坪~400坪といったところでしょうか。新潟県内のシェアはコダマに続き2位ですが、将来はトップを狙い出店をしていく戦略を立てています。7位の健康家族。成長率は毎期5%前後と低いですが、着実な成長です。100億円 (H17.2月期実績)96億円 (H16.2月期実績)89億円 (H15.2月期実績)以上の様に、どの企業も非常に成長率が高いですので、市場規模自体がまだまだ大きく拡大しているということでしょう。どこか上場しないかな・・・