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カテゴリ:戦争と平和
6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦を思い起こし、平和への思いを新たにする沖縄の「慰霊の日」である。
沖縄県では、条例によって6月23日を「慰霊の日」と定め、いかなる戦争の企てにも反対し、平和のために努力することを誓い合ってきている。 この日は、国以外の役所・学校等は休日で、糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれる。 6月は、すべての沖縄県民にとって肉親を失った悲しみと戦争への怒りを新たにする「慰霊」と「鎮魂」の月。 沖縄県の全域でお香がたかれ、戦争犠牲者への祈りに包まれる。 そこで、昨年観た映画を紹介しておこう。 「戦場ぬ童(いくさばぬわらび)」。 これは、1985年の作品で、26分のドキュメンタリー映画。 「東京大空襲ガラスのうさぎ」や「にんげんをかえせ」の監督である橘祐典氏が、沖縄戦40年を期に、当時の記録フィルムの収集(1フィート運動)を背景に監督した作品。 映画は、子どもの頃、戦場をさまよった人々や、ひめゆり部隊の方の証言をもとに、沖縄戦の実態をこどもや民間人に的を絞って描いている。 そして、戦争とはどんなものだったかを戦争を知らない世代に知らせたい、二度と戦争をおこしてはならないというメッセージが伝わってくる。 沖縄県民の共通した願いは、「基地なくせ」。 平気でアメリカ軍に基地を提供して、多額の税金で至れり尽くせりで「日本に不要な用心棒」を雇っている自民党政治には、沖縄県民の心はわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月23日 12時55分22秒
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