やっと、アレグサンダー・ケントの『聖十字旗のもとに』を読了。
最近、アレグザンダー・ケントの『聖十字旗のもとに』をやっと読了。この本は、【海の勇士ボライソー】シリーズの・・・23巻目ですね。このシリーズはめっちゃ長く、1冊1冊もボリュームあるんで、実のところ、読み応えのある大河小説を読みたいとかの人しかオススメできません^^;俺なんか、つい読み始めてしまったものだから、ここまで読まされる羽目に(一応本編だけだけど)(;・∀・)で、この本の感想というより、、シリーズの感想を。このシリーズは、18世紀末から19世紀初め、フランス革命~ナポレオン時代を舞台にし、主人公はイギリス海軍軍人として登場します。いわゆる、海洋冒険物ってところでしょうか。他にも海洋物はあるけど、これが一番長く読めてるのは、ストーリーが面白いのはもちろんのことだけど、やっぱ、一番の理由は、主人公リチャード・ボライソーの魅力でしょう^^話そのものは、単純に言ってしまえば、主人公の出世物語ですが、ボライソー自身は、自分の勝利の栄光より、戦いで失われた仲間や部下(実のところ敵すらも)のために、心の中でひっそりと悲しみに耐える人です。そんなボライソーに、みなが惹かれていくのですが、それすらも自分の(薫陶の)おかげだとは思わない人です。また、勇猛果敢、判断力にも優れ、自分が正しいと思ったら、出世の道すら蹴飛ばして上級者に諫言する勇気をも持ち、それでいながら、私事においては悩みを抱えて苦しんでいたり・・・。とにかく、格好いい人です^^