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カテゴリ:海外の美術館
春たけなわのパリがいちばん輝く薔薇の季節に、ロダン美術館に行きました。
セーヌ左岸、アンバリッドに隣接する瀟洒な邸宅がそのまま美術館になった場所です。 「考える人」の作者としてあまりにも有名な晩年の彫刻家ロダンは、亡くなるまでの9年間をこの邸宅で過ごし、制作に励みました。 ここでは「接吻」「ビクトル・ユゴー」などの名作が多数展示され、なんの変哲もない大理石やブロンズに命を吹き込む天才ロダンの真髄に迫ることができます。 庭園に置かれた未完の大作「地獄の門」も必見だけれど、ほかに彼の恋人として知られる彫刻家カミーユ・クローデルの作品や、ロダン自身が個人的にコレクションしたルノワールやゴッホの絵画もさりげなく展示されています。 ★薔薇の咲き乱れる前庭や、ファッションショーも開かれる広大な裏庭を持つロダン美術館は、訪問者を幸せな気分にさせてくれます。 ★庭には、ロダンという名の薔薇もありました。 ★代表作のひとつ。『カテドラル』と名づけられた「手」は、庭を見下ろす窓辺にありました。ロダンはいわゆる宗教上の信仰はあまり持っていなかったようだけれど、彼の、ものを見つめ、そこに内面の真実を見出そうとする努力は信仰的にさえ見えます。1906年、ロダン66歳の作品。 ★フランス国葬として埋葬されたロダンの棺は、晩年のロダンがもう一つ、アトリエ兼自宅としていたパリ近郊のムードン(Meudon)の館にあります。21世紀の今もロダン美術館の別館として機能している、この美術館の庭園の中「考える人」のブロンズ像の直下に眠っているんです。 ★かつてロダンが愛用したソファーに腰かけ、緑あふれる庭にさりげなく置かれた彫刻を眺める・・まるでロダンがここで暮らした20世紀初頭にタイムスリップしたような感覚が味わえる美術館なんです。左手奥には「カレーの市民」が。 【はるるのPARIS滞在日記より】~2005年春から初夏にかけて。 今日こそは未見のパリ市内の美術館を、4つか5つは観てやるぞぉーっ!と、意気込んだのは良いけれど・・スタートからつまづいてしまった。 だいたい、こちらで普通の美術館が開館するのは午前10時ごろが平均的。 ルーブルの午前9時からオープンというのは、早いほうみたいです。 で、アパルトマンの4階にある宿の螺旋階段を、9時半くらいには朝食も済ませて、元気にたったったと駆け下りてゆきました。 徒歩1分ほどのメトロ(地下鉄)入り口に立って、ひょいと通りの反対側を見ると・・・日本でも見慣れた大手写真メーカーのみどり色のロゴマーク☆が! 実は、きちんとした予定には入れてなかったんだけど、今日のうちにやっておきたいことが、ふたつあったのです。 ひとつは、明日の日曜の夜にスペインか南仏に向かう夜行列車の予約を、前日にはしておきたかったこと。 もうひとつは、ちょっとばかり予想以上のペースでデジカメの撮影枚数が増えているので、手持ちのデータ保存のためのスマートメディア(旧式だけど、まだ使えてる)の予備が残り少なくなって来ていたこと。 なるべく、撮影済みのメディアをCDロムに変換して、クリアにしたものを増やしておきたかった・・。 滞在中の今まで、毎日目にしていたのに気付かなかった写真やさんの看板に足を止めて、メトロの階段を下りずに、目の前の横断歩道を信号も守らずに渡ってた。 (だいたい、こっちのひとはクルマが来ない時には、みんな信号なんて無視してる) 店の扉を開けようとしたら、閉まってる。 店頭の表示を見ると、AM10時からオープンらしい。 現在、使用済みで64MBの画像データがいっぱいになってるのが5枚。 撮影するときに、画素数を上げてしまうと、HPにUPするときにやたらにメモリが多くて重くなるので、ほとんどの場合は30万画素の最低レベルにしてます。 おかげで、64MBだとメディア1枚あたり600-700枚の画像に。 (5枚だと、少なくとも4日間で3千枚くらいシャッターを押した勘定になる) コンパクトと、10倍ズームのと2台のカメラに入ってて使用中のものが2枚。 あとは、もう1枚の予備がケースに残されている状態なので、早めになんとかしたかったので、30分ほど、この周辺を散歩して時間待ちをすることにした。 10時を少し過ぎたかなあ・・と、散歩から戻ってみるとまだ閉まってる。 通りかかった近所のおばちゃんたちに聞いてみると、この商売っ気のない駅前一等地の写真やさんは、土曜日と日曜日がお休みらしい。 ああ、せっかく美術館に一番で入って、空いてるうちに堪能しようと思ったのに、その野望はつゆと消え、おまけに画像データの処理はふりだしに戻るし。 あーあ。 こーゆーのを、ひとはなんとかかんとかの「くたびれもーけ」って、言うんだよな、きっと。 結局全滅だったので、気を取り直して地下鉄移動。 今日は9番線から、途中で今まで乗ってない10番線に乗り換えて、教会としてはパリ市内最古の建築と言われているサンジェルマン・デ・プレ教会の、そのすぐ裏手にあるちいさな広場にあるドラクロア美術館。 パリに来て初めての個人美術館で、ドラクロア自身の入居宅がそのままのかたちで、開放されている。となりの花屋さんも、シックでほれぼれとしてしまうようなたたずまいで、口数の少ないふたりの店のひとも素敵。なんだか、ぽーっとしながらドラクロア美術館の階段を登ってゆくと、そこはタイムスリップしたような静寂の異世界。ちいさな中庭に、ひっそりと群れて咲くバラの香りが、かなしくもはかない。 あまり、ひとに教えたくないような場所だ。 ドラクロアの描き出す奇跡のような色彩が、こんな場所で生まれていたのか・・・と、納得してしまいそうな。 日本と違って、フラッシュさえ使わなければ撮影がOK!の美術館ばかりが続いていたので、ここもそのつもりで居たら「むっしゅー、のん!」と、細身のきっぱりと知的なおねえさんに注意されてしまいました。 でもそのあと、入り組んだ個人住宅の中の美術館なので、順路にまごまごしてたらやさしく先に立って庭を案内してくれて。。。今が盛りのバラのように薫り立つ笑顔で「パリにようこそ」と、あいさつしてくれました。 そのひとことで。 徒労に終わった朝の失敗のもやもやが、きれいに溶けてゆきそうな気分に。 あまり混雑していない、ほっとするような空間に身を置いていたもので、さらにゆったりと美術鑑賞したくなって、広大な庭園が美しく、そこでもランチをすることが出来るというロダンの美術館まで。 地下鉄を1回乗り換えるけど、駅にすれば3つか4つ目なので直ぐに着いた。 周囲を改装工事中で、ちょっといやな予感がしそうだったけど、そんなことは無くって中身のほうは庭園も館も無事でした・・・。 入り口直ぐの「カレーの市民」の群像から始まってロダンの作品が、部屋と言わず庭と言わず、あちこちにあるんだけれど、庭のたたずまいの邪魔にならない程度にさりげなく凄い作品が存在してる。 【はるるが過去に書いたアート関係日記(の、一部)紹介】 ↓ ↓ 映像】森の青空図書館~妻有アート2006 映像】家族で宇都宮美術館&松本哲夫ギャラリー・トーク。 奈良美智「ともだちがほしかったこいぬ」青森県・弘前市 映像アルバム】軽井沢セゾン美術館~再読・聖と俗 タイの友人画家が描いた絵 スペインの旅★ガウディの懐しい曲線の街バルセロナ 映像】1週間で7つの美術館へ! 今朝の新聞記事~写真と彫刻の親子制作展スタート ↓はるるさんの写真が展示されてます。 映像】オルセーの迷い方?~印象派・名画たちの素顔 ダリ劇場美術館(スペイン)改訂版 映像集】南仏ニースのシャガール美術館 未確認美術館めぐり~誰も居ないAtoZ 牢獄のピーターパン~サンジェルマン教会裏手のドラクロワ美術館☆パリ 映像】菊池歩/こころの花が3万本☆妻有アート06 映像】東京都内の美術館巡り もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。 アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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