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「見てないけど」と言うのはどう言うことだ、と思われるかもしれないですが。
要するに僕は見てないんだけど、母が見て、それで母はたいそう面白かったと言うんですね。それで夕食の時にその話でけっこう盛り上がったんです。映画見ててこのシーンの意味が分からなかったけど、どう言うわけなんだろうと聞かれて、僕が小説ではこう言うことなんだ、と説明したり。 いや~、指輪物語の事で話が出来て嬉しかった。母が相手じゃなくてもいいんだけど。厳密に言うと小説である「指輪物語」の話じゃなくて、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話ではあるんだけど。けど、これは第一部、第二部を見て感じた事でもあるんだけど、かなり原作を忠実に再現しているようだから、この際そんな厳密に区別しなくてもいいんじゃないかと思う。 母が映画を見ていて分からなかった点のうち最大の疑問点は、ラストシーン、フロド達がエルフの船で港から西に旅立つところ。母はあの舟はあの世に向かって旅立った、すなわちフロド達は死んだのだろうかと疑問に思ったらしいが、これは原作小説を読んだ僕にも答えにくい疑問だ。一言で即答は出来ない。 「指輪物語」を読んだだけではなくて、関連書籍などを読んで得た知識で答えると、あの世界(中つ国、すなわち現在の地球)から西へ、エルフの舟でしかたどり着けない彼方へ旅立つと、ヌメノールと呼ばれる島があり、そこは苦しみの無い楽園なのだ。その地の住人は年を取ることも、寿命で死ぬ事も無い。そして、ヌメノールから中つ国へ戻る方法はないのだ。 多少の誤解はあるかもしれないが、大筋では間違ってないはずだ。 これを聞くと、「それってつまり死んだって事じゃないの?」と思うかもしれない。僕も書いててそう思った。でも、やはりこれは死んだということではない、のだ。だって舟で西に航海して、その先にある島にたどり着くのだもの。 死んだ、と言う悲壮感が漂う言葉はふさわしくない。むしろ、生きながらにして神話の世界の住人になった、と言うのがふさわしいのではないだろうか。 あと、母が疑問に思った点としては、アラゴルンはなぜ「さすらい人」だったのかと言う点。(原作の言葉で言うなら「野伏」。)これについては僕は、王となる資格を得るための修行だと答えたが、それで合ってるだろうか。ちょっと自信が無い。 改めて考えてみると、「指輪物語」と言うのもけっこう説明不足な点がある小説だ。小説を読んだ時はなんとなく分かったような気になるのだけれど。でもまあ、そういうよく分からない点が想像の余地となっているのがこの小説の魅力のひとつなのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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