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くれーじーくえいる ぶろぐ

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2008.01.27
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 さて、本日からいよいよ放映開始される『仮面ライダーキバ』、ラッキーなことに夜勤明けでリアルタイムで見ることができました。
 "第1話を見た仮面ライダーには最後まで付き合う"という管理人的法則は今回も成立するかなぁ?(笑)

【第1話  運命・ウェイクアップ!】

 1986年、とある教会で行われていた葬儀の最中、死んだはずの男が突如棺から起き上がった。顔にステンドグラスのような模様を浮かべた男は、弔問客の女性をクモのような脚で捕らえてライフエネルギーを吸い取ってしまうと、クモに似た姿のスパイダーファンガイアに変貌し、突然の事態に逃げ惑う弔問客たちに襲いかかる。が、その時、スパイダーファンガイアの顔に何者かが燭台を投げ付けてきた。それは薔薇の花束を手にした、弔問客の中に潜んでいた女性。
「神は過ちを犯した。おまえのようなファンガイアをこの世に現しめた過ち、あたしが正す!」女性・・・麻生ゆりは折り畳み式のファンガイアスレイヤーを手にスパイダーファンガイアに立ち向かう。剣をムチに変えての彼女の攻撃に怯んだスパイダーファンガイアは、教会の扉に爪痕を残して姿を消す・・・
 それから22年後の現代。その教会の扉に残されたままのファンガイアの爪痕を、マスクと保護眼鏡を身に付けた一人の青年が見つめていた・・・

 道端で何やら猫じゃらしを手にうずくまる件のマスク姿の青年・紅渡。そこへ通りかかった女子高生・野村静香が彼に夕食の残りの魚の骨を渡すが、渡は先程から魚を食っている野良猫の魚の骨が欲しいらしい。呆れた静香に叱られた渡は、会話が苦手なのか手帳に書いた『ごめんなさい』のページを見せて頭を下げるが、「猫ちゃんに謝りなさい!」と余計に叱られる。
 その頃、彼が住む紅邸の前には、家から漂う悪臭に業を煮やした近所の住民たちが集まっていた。そこへ静香と共に渡が帰ってくるが、途端に住民たちと警官に囲まれて文句を言われる。渡は"この世アレルギー"だと言って住民たちを宥める静香・・・
 そんな彼女の姿を、屋敷の中でバイオリンの巣箱に潜んでいたコウモリ型モンスター・キバットバットIII世が伺っていた。「静香、グレイト!」

 所変わって、モデルとして活躍中の女性・麻生恵。一仕事終えた後、食堂で焼きサンマの定食を平らげてご満悦の彼女だが、そのサンマの骨を持ち去ろうとする何者かの姿が・・・それはまたも渡。見つかって逃げ出そうとした渡だったが、あっさり恵に捕まってしまう・・・

 再び1986年。木戸明が経営する喫茶店『カフェ・マル・ダムール』で仕事中のゆり。だが、犬が苦手らしい彼女は木戸が飼っている子犬にエサをやるのにもモップの柄で恐る恐る突き出すほど。そこへやってきたのは嶋護という男。木戸と体脂肪率を競っているらしいが今日も敗北した様子・・・
 嶋はゆりにある人物の調査を命じる。対象は最近のバブル景気に乗って成り上がったとある不動産会社の社長で、彼の秘書が5人も行方不明になっているらしい。二人は社長の正体がファンガイアではないかと疑う。
 翻って現在の『カフェ・マル・ダムール』。カウンターで木戸が心配そうに様子を窺う中、店にやってきた恵は渡に魚の骨を盗もうとした理由を問うが、渡は怯えるだけ。業を煮やした恵は渡の着けていた眼鏡とマスクを強引に剥ぎ取るが、渡は"この世アレルギー"だからと言ってやたら取り乱す。呆れた恵は無理矢理深呼吸をさせて落ち着かせようとするが、電話が入った隙に渡はその場から逃げ出してしまう・・・

 1986年のとある夜。秘書に車を運転させている例の不動産会社社長・津上。だが、人気のない波止場にやってきた津上は突如豹変、顔にステンドグラスのような模様を浮かび上がらせて秘書に襲いかかろうとする。そこへバイクに乗ったゆりが強襲をかけるが、車から降りた津上はバイクを素手で止めるとホースファンガイアに変貌してゆりを圧倒。ゆりは津上が呼んだボディガードに追われるが、咄嗟に通りかかった青年に抱き付いてカップルのフリをしてやり過ごす。しかし、バイオリンケースを手にしたその青年・紅音也はゆりが気に入ったのか彼女を口説きにかかる。ゆりは彼を相手にせず津上を捜す。
 工場内で秘書を襲ってライフエネルギーを吸収した津上。そこへ駆け付けたゆりがムチを伸ばして津上を捕捉するが、そこへ表れた例の青年に抱き付かれてしまい、その隙に津上は逃走する。あまりに図々しい彼の態度に怒ったゆりは音也にキツい一発。

 現在の紅邸。入浴中の渡に、バイオリンの木枠に乗ったキバットバットIII世が声をかける。渡が昨日出会ったという女性にモディリアーニの肖像画のイメージを勝手に重ね合わせて浮かれているキバットだが、渡は「こんな汚れた世界の空気を吸っても生きていけるってことは、僕も汚れた人間だったんだ・・・」と妙な心配事を抱えてキバットに呆れられる。
 近所を悩ませる屋敷の悪臭の原因は、渡が自宅の工房で大鍋に魚の骨を煮詰めていたため。それはバイオリンの仕上げに塗るニスの混ぜ物に使うための実験らしいが、その前は蛇の抜け殻に犬の糞と全部ダメだったらしく、静香は「失敗する方に500円」と呆れ顔。いじける渡の視線の先には父が遺したバイオリン"ブラッディ・ローズ"が・・・このバイオリンの色に近付くことが渡の目標らしい。
 一方、恵はカオルなる人物からスカウトを受けて彼のスタジオに赴く。が、その人物は22年前の不動産会社社長・津上・・・撮影中の彼女の目の前で本性を現すカオル。恵は慌ててスタジオから逃げ出すがすぐにカオルに捕捉されてしまう。だが、ホースファンガイアに変貌した彼を恵は隠し持っていたボウガンで銃撃! 「残念だったわね、人間だったらデートくらいしてあげてもよかったのに・・・神は過ちを犯した。貴方のような存在を許した過ち、私が正すわ!」恵もまたファンガイアを追う者の一人だった。
 同じ頃、静香が居眠りする中、紅邸で一人バイオリンを演奏する渡。その時、壁に飾られた"ブラディ・ローズ"が音を奏でた。キバットに促された渡は急ぎ飛び出していく・・・
 ホースファンガイアに苦戦する恵。そこへ近付いた渡は自分の左手をキバットに噛ませる。すると彼の顔にステンドグラスのような模様が浮かび、腰にベルトが現れる。渡がベルトのバックルにキバットを逆さにセットすると、彼の身体は鋼に包まれながら異形の戦士へと変貌した!
 異形の戦士は恵を追い詰めようとしたホースファンガイアに戦いを挑み、両者壮絶な肉弾戦を繰り広げる。ホースファンガイアは自らの細胞で剣を作り出して戦士を串刺しにしようとするが、ベルトのキバットが口で剣を受け止める。その隙に戦士は腰に着けたフエッスルの一つをキバットにセット、「ウェイクアップ!」キバットがフエッスルを吹き鳴らす。空が月夜に変貌する中、振り上げられた戦士の右脚の鎖が説かれてコウモリの翼が開くと、戦士は三日月を背にジャンプしてホースファンガイアに必殺キック"ダークネスムーンブレイク"を見舞う! 直撃を受けてシャッターにめり込んだホースファンガイアの周囲にコウモリのような紋章が浮かび上がる・・・さらに、それに呼応するかのようにビルの中から巨大龍キャッスルドランが出現。巨大龍は戦士のキックによって崩壊したホースファンガイアのライフエナジーを一飲みに食らって去っていった。
 戦い終えて立ち去ろうとする戦士。その後ろ姿を目にした恵は彼を"キバ"と呼び、彼に向けて銃弾を放つ――――――


□□□□□□

 というわけで、"石ノ森章太郎生誕70周年記念作品"という前振りを引っ提げていよいよ始まった『仮面ライダーキバ』。人間のライフエナジーを食らう吸血鬼風の怪物"ファンガイア"と、それに立ち向かう"ファンガイアハンター"と呼ばれる人間たちの知られざる戦い。そこに導かれるかのように現れる一人の青年と彼が変身する謎の戦士"キバ"・・・まだ第1話なのでまずは状況説明といったところですが、過去の平成ライダーの要素を部分的に取り入れつつ、吸血鬼というモチーフだけに電王とは違ったダークさが所々に見受けられます。

 1986年。若手実業家に化けたホースファンガイアを追うファンガイアハンター・麻生ゆりの前に現れた一見軟派なバイオリン男・紅音也。お世辞にも良好とは言えない二人の出会いは後に何を生み出すのでしょうか?
 翻って2008年の現在。音也の息子でバイオリン職人の青年・紅渡ですが、他者との交流が酷く苦手な様子。父の作ったバイオリンを超えたいと願っているものの、バイオリンのボディの色を出すのに魚の骨とか蛇のウロコとか犬の糞とか使おうとする辺りどこかベクトルがズレてるような(苦笑)こういうバイオリンの色を出すための試行錯誤って昔の職人たちも色々やってきたんでしょうか。
 しかし、そんな渡にはキバットバットIII世というコウモリ型モンスターの力を借りて"キバ"へと変身するもう一つの顔が・・・彼は何故キバなのか、何故ファンガイアと戦うのか、主人公が自身の変身や戦う理由について理解していないという辺りは『アギト』の津上翔一と重なります。そして、そんな渡と偶然にも出会った麻生ゆりの娘にして同じくファンガイアハンターである麻生恵。奇しくもお互い両親がそれぞれに因縁を持つこの二人の出会いは現在において何を生み出すのでしょうか。 ちなみに、ファンガイアハンターの纏め役である嶋護を演じる金山一彦は、昔の某NHKドラマで鮨職人を目指す若者役で小林薫と共演していたのが管理人的には印象に残ってたりします(^^ゞ
 1986年と2008年が交錯しながら物語は進んでいくようですが、こういう時間軸の錯綜は上手くまとめないと視聴者を混乱させる危険性もあるので今後を注視したいところです。あと、1986年という遠いようで近い過去が番組内でどんな風に再現されるかも興味深いです。とりあえず、若手実業家が使っていた自動車電話か携帯電話のデカさは流石に昔通りですね(笑)
 一方、物語を覆うダークな雰囲気をある意味一掃してくれるのが、杉田智和が声を演じるキバットバットIII世。お世辞にも物語に合ってるとは言い難いネーミングもさることながら、やたらインテリじみた台詞を吐き、バイオリンの木枠に乗って風呂に浮いてたりとなかなか面白い奴です(笑)今後登場するキバ側のモンスター3人衆のキャラにも期待。あと、キバに倒されたファンガイアのエネルギー体を巨大龍キャッスルドランが食らうという展開は『龍騎』のミラーモンスター的ですが、「気張っていけ!」などとキバットに声援されながらもぐもぐごっくんでゲップまでしてるのが何だか可愛いというか(笑)
 最後のキバとホースファンガイアの戦いは、自動車運搬車の荷台のフレームにキバが鉄棒運動の如く両脚でぶら下がりながらカウンターを仕掛けるなど、前作電王が武器による白兵戦メインだっただけに拳を打ち合わせての肉弾戦が何だか新鮮に見えました。

 今回の敵・ファンガイアのクリーチャーデザインを担当するのは、平成仮面ライダーでは『龍騎』『555』以来5年ぶり3回目の参加となる篠原保。公式サイトによれば、ファンガイアはビースト・インセクトといったクラス区分があり、それぞれ"真名"があるようですが、管理人的に"真名"というと『Fate/stay night』のサーヴァントを思い浮かべてしまいます。サーヴァントがクラス名で真名を隠すのは、本名を知られることで相手に自分の能力や弱点等を悟られるのを防ぐ意味合いがありますが、ファンガイアの"真名"には何か意味があるのかな? まぁ平成ライダーのお約束で裏設定だけで終わりそうな気もしますが(苦笑)
 ファンガイア人間体の顔に表れるステンドグラス風の模様は『555』のオルフェノク的ですが、渡がキバに変身する時にも同様のものが見られ、両者の関連性を印象付けています。しかし、冒頭で姿をくらましたスパイダーファンガイアはまた後日出てくるんでしょうか?





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Last updated  2008.05.18 09:08:05
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