カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
![]() 先月末から就役後初の全国巡回の一般公開を行っている海上自衛隊横須賀地方隊所属の砕氷艦『しらせ』(AGB5003)が、今月25・26日に広島県呉市の呉港川原石埠頭に寄港し一般公開を行いました。 本日25日は徳島の海上自衛隊徳島航空基地の航空祭とバッティングしてしまったのですが、初めての新『しらせ』の一般公開を見られる機会ということで徳島は涙を飲んで蹴って呉に向かうことにしました。 先週の岩国行きでの失敗を繰り返さないよう(笑)、今回はしっかり時間を見て西条を出発、松山観光港0625発のフェリーの第1便に徒歩乗船して0820に呉に到着しました。昨年呉松山フェリーが廃止されたのを受けてか、石崎汽船の松山-呉-広島フェリーでは早朝0820と最終2145の呉着便が設定されて以前より多少便利が良くなった感じです。 3年前の先代『しらせ』の一般公開ではゆめタウン呉の横から臨時シャトルバスが川原石埠頭に出ていましたが、今回は公共の送迎便はなく、呉港中央桟橋から徒歩で現地に向かいました。結構な距離かと思ったのですが実際に歩いてみるとそれほど苦にはならなかったですね。現場には24日から現地入りしていたごんG00さんがすでに到着しており、終日一緒に行動することになりました。 そんなわけで、ようやく念願の新『しらせ』の艦内を見学。基本的には先代の拡大発展型ですが、丸くなった艦種や両舷二本配置となった煙突など、艦影は似ているようで結構異なります。艦内の階段の角度が緩やかなのも一般の自衛艦との明確な違いの一つかも。また、艦橋内に人員用エレベーターが設置されているのは先代との明確な違いの一つですね。個人的には新『しらせ』の売りの一つである廃棄物処理装置とかを見てみたかったですが、配置図を見ると艦内各所に設備が配置されているようなので一般に見せられる構造ではないようです。あと、艦上構造物の中央部にISO規格20フィート海上コンテナを最大56個搭載できるのも新『しらせ』の新機能の一つですが、コンテナの積み卸しは後部クレーンでできるらしく、午後に再度見学したときには作動展示でもやったのか左舷側後部クレーンが上がった状態になっていました。それと、先代は輸送用のシコルスキーS-61A-1×2機の他に観測用ヘリとしてOH-6Dを搭載していましたが、新『しらせ』では観測用としてユーロコプターAS355を搭載しているのを今回初めて知りました。この機体は民間航空会社への委託運用となっているそうです。 あと、個人的に一番気になっていたのは、先代の一般公開時の名物?だった艦内理髪室の"タイガーカットハウスしらせ"の掲示が新『しらせ』でもあるかどうかでしたが(笑)、残念ながら新『しらせ』の理髪室にはありませんでした。というか、新しい理髪室は明らかに先代のものより若干部屋が小さくなってる気が・・・ 艦内公開が観測隊員用区画のみで少々物足りなかった感もありましたが、初めての一般公開見学としては充実した今回だったと思います。 午前の一般公開が終わった後は一旦大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)まで引き揚げてOZさん&あすかさんら女性陣と合流し、GONG00さんのマイミク仲間である同館のボランティアスタッフと一緒に久々の同館見学。何度か見学した大和ミュージアムですが案内付きは初めてで、色々面白い話を聞かせてもらいながらの見学となりました。ちなみに、以前あった名誉館長の漫画家・松本零士氏に関連するコーナーは商店街の別施設に移ったそうで、以前コーナーがあった場所はシアターとメッセージのコーナーになっていました。 その後は再び川原石埠頭に行って午後の一般公開を見学し、最後はゆめタウン呉のミスタードーナツでドーナツを食ってしばらく休息してから解散と相成りました。今回参加された皆様、大変お疲れ様でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.01 19:11:27
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