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戸締り役 工場長 tori

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2009年10月16日
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カテゴリ:YAMAHA XT600 テネレ


今度は、10分を過ぎても止まらない。
エンジンは充分に熱くなっていて、アイドリング回転数も上がっているほど。
20分、、、ついに30分経過。

イグニッションコイルは、エンジンから立ち昇る熱気で、かなり熱くなっている。
シートを外したことで、CDIユニット等シートの下で熱されていたものは、
横にあるエキゾーストパイプからの熱で少し暖まる程度。
まさか、、、CDIユニット? 
パンクして表面に亀裂やガスの噴出跡ができることも、たまにあるけれど、
殆どの場合は見た目には変わらないのが、この手の部品の故障。
ちなみに、サービスマニュアルに、ユニットの点検方法は無かった。
もっとも、あってもあまり役に立たないことが多いけど・・・。

どこか配線の不良などであってほしいと、あきらめ切れずに、
無造作にハーネス類を弄繰り回し、動かしてみたりする。
これでもか、というくらい少し乱暴に揺さぶりをかけたその時、
出ました、、、プッツン。
すぐにスターターボタンを押してみると、調子よくエンジンがかかる。
CDIユニットから出ているハーネスは数本が束になっていて、
複数のコネクターで接続されている。
隅に押し込んでおいたソレラを指で押してみると、、プッツン・・・
これだ~!
再び始動、、押してみて、、プッツン。
引っ張り出しておいて、エンジンをかけて、、、さわると、プッツン。
どうやらプッツン虫を追い込んだ模様 (^^)v
まさに、、手練れ (笑)

テネレ IG配線修理5_480

コネクターの縁までキッチリと巻かれたテープに違和感を感じて、
黒いビニールテープを剥がしてみると、
なんと、このハーネス全てに繋ぎ直した跡があるでは、あ~りませんか!
しかも、、雑に・・・。

テネレ IG配線修理1_480

さらにエンジンをかけては、弄ってプッツン虫を追い込むことを繰り返して、
虫の隠れた線と箇所を特定。

これ以上引っ張り出せないので、ユニットごと外して、
本格的にプッツン虫の駆除にあたる。

テネレ IG配線修理6_480

各配線は、コネクターから1~2センチのところで一旦カットして、
再びハンダ付けした後、個別にビニールテープを巻いて絶縁。
最後にまとめてテープで束ねてあった。

一般的に考えられることは、コネクター形状のちがうCDIユニットと、
交換する為の結果だった、としか考えられない。
ということは、過去にコイツが故障したことがあって、
高価なことから互換性のあるものを流用したということなのか?
もとオーナーはファースト・オーナーでは無いので、
その経歴を知ることもできな。

なにはともあれ、
ハンダ付けしたすぐそばで、配線内に潜んでいたプッツン虫を発見。
名付けて “冷間時接触維持型 変温性断線々虫”

配線がハンダ付けされて硬くなったことで、柔軟性を残した他の部分が、
取り付け方によっては、局部的に強くエンジンの振動などで揺さぶられる。
簡単に言うと、、局部に揺さぶりが集中して疲れて切れた、となる。
こうして悪戯な線虫が生み出されたと考えられるけれど、
古くなって硬化した配線などで、よく発生する害虫であることも、
同志の方々には、よく知られているはず。
ただ、その悪戯の程度は色々で、どうやら虫にも性格があるらしい^^

まとめると、ハンダ付けされてあった部分が“虫の卵”となって、
その少しのマイナス面が、運悪く配線の取り回しで、ふ化してしまい、
古くなって硬化した場合と同じ状況が出来上がり断線
冷間時は接触を維持しているものの、温度が上がるとハンダ部分が、
熱膨張したり、被服が柔軟になることなどの影響で接触が離て、プッツン。
シート下でサイドカバーの内側は、タンクに覆われた空冷エンジンの熱気で、
虫の良い住家になったらしい。
シートとサイドカバーを外しているときは、
熱がこもらないのでプッツン発生の温度に達しなかった、ということ。

テネレ IG配線修理8_480

何方がなされたのか知らないが、施されていた内容に大きな落ち度は無い。
ただ、写真からもわかる様に、雑であることは間違いない。
最後の一巻きのビニールテープが隠してくれていただけ。
そして、その少し不自然なテープ巻きを、
うっかり見落としていた自分に、渇!

処置として、虫が寄生した部分は切除。
その他のハンダ付けされた各線も一旦カットして、
加熱伸縮チューブを通して再びハンダ付け。
コネクター端子とのカシメが怪しいものは抜き取ってハンダ付け。
最後に各配線を束ねて、ビニールテープでは無く、
癒着性と柔軟性の点で勝るハーネス用のテープを巻いて、
できあがり。(・・・の写真は、撮り忘れ^^!)

“切れやすい要素”が完全に取り除かれたわけでは無いけれど、
ハーネスの取り回しと収め方に気を配れば充分に対処できる。
これで、いくら温度があがろうとも、
葬った虫の代り配線を、手で悪戯に揺さぶろうとも、
プッツンは、もう起きない(^^)
まだ、走ってはみてないけど・・・。

原因が“線虫”だったおかげて、出費はタクシー代と、
コンビニへのお礼を兼ねた余分な買い物だけで済んだ。
高価な部品交換に至らなかったことは幸い。
この先、ずっとプッツンは無いものと考え、まずは喜ぶことにした。
トラブルもまた楽し。
これもまた物事の味わい。
立ちゴケの赤っ恥同様に、また“肥やし”頂き! p(^^)q






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Last updated  2015年05月16日 13時38分36秒
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