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2010年06月16日
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カテゴリ:ロザリアン白書
 昨日、野菜のかわりに連れて帰って来てしまったデプレ・ア・フルール・ジョーヌは、ノアゼットである。

オールドローズの中でもノアゼットは、儚げで愛らしい花をつける品種が多い。

誰にでも弱みはあるものだが、筆者に関する限りノアゼットはツボ中のツボ。

ちなみに、この品種は、1814年、フィリップ・ノワゼット(Phillipe Noisette )により育種されたブラッシュ・ノワゼット(Blush Noisette)が起源だとされている。

1800年代というのは、伊能忠敬が蝦夷地測量を命ぜられ、この島国の測量をえっちらおっちらと開始した時代で、西洋史ならば移民が盛んに行われた時代でもある。

そんな時代に、ノアゼットは生まれた。

花というものは、いつの時代もその時代の影響を免れないものだが、ノアゼットという品種には、「妖精がいると信じられていた時代」の香りが色濃く残されているように思う。

ソンブロイユ、グロワール・ド・ディジョン、エメ・ヴィベールなどもノアゼットの仲間だ(クライミングに分類されることもある)。





イングリッシュローズのような強さは無いが、ノアゼットのもつ儚さ(弱さ)は美しさにつながっているのではないだろうか?

この品種が今に伝えられていることに感謝したい。

時を越え、かのガートルード・ジーキルと全く同じように、エメ・ヴィベールを愛でられるのは、庭に遊ぶ人間にとってかけがえのない幸福である。

という訳で、「野菜よりバラ苗よね♪」となる。


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最終更新日  2010年06月19日 21時58分12秒
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