大久保きみえさんが“メディア漬けの子供”について日記(H15.8.4)に書いているが、そのとおりと思うので、その一部を転載します。
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おとなは20年,30年かかってテレビ漬けになってきたが、今の子どもたちは、よりヘビィな電子映像環境に置かれており、年齢が低ければ低いほど、メディア になっていく速度は速く、その影響も深刻になる。
メディア漬けは、子どもたちから、前頭葉・前頭前野の成長を阻み(心が育たない)、外で遊んで体を動かす時間を奪い、人と接する時間を奪うという結果を起こしている。少年や大学生による信じられない事件。思いやりや心のコントロールなどを担う前頭葉・前頭前野が育っていないのではないか、と清川氏は言う。
私は日頃、分煙や禁煙をすすめていて、受動喫煙は迷惑だと言ってきた。思えば、テレビも受動視聴だった。子どもたちは、幼いときから、テレビやビデオを「見せられてきた」のだった。テレビもタバコも、こどもは、大人の無自覚の犠牲者だ。
講演の最後の質問タイムに、「今からテレビを消しても間に合いますか?」と質問した。清川さんは、「臨界期(その時期までに形成されてしまうもの)があるという意見もあるが、脳は成長し続けるという意見もある。いつからでも遅いということはない。」と答えていただいた。
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メディア漬けと前頭葉の関係など、詳しくは
日記を覗いてみてはどうでしょう。