カテゴリ:不動産
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(21) 相続税評価の基礎となる路線価とは、ある路線ごとのその路線に面して いる標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額であり、毎年1月1日を価 格時点として国税庁が発表している。 解説者:なかじま ともみ (幼稚園教諭、保育士、CFP(R)、1級FP技能士) (21) 正解:○ 【相続税評価額】 この問題は定番問題です。 2006年9月試験でも学科と実技とあわせて3問もでました。 改めて表を書きますが。 ┌────┬─────┬──────┬──────┬────────┐ │ │公示価格 │基準値価格 │相続税評価額│固定資産税評価額│ │ │ │ │ (路線価)│ │ ├────┼─────┼──────┼──────┼────────┤ │決定機関│国土交通省│都道府県知事│国税局 │市町村長 │ ├────┼─────┼──────┼──────┼────────┤ │基準日 │1月1日 │7月1日 │1月1日 │1月1日(毎年) │ │ │(毎年) │(毎年) │ │(3年に1回 │ ├────┼─────┼──────┼──────┼────────┤ │目的 │一般の │一般の │相続税 │固定資産税 │ │ │取引の指標│取引の指標 │などの基礎 │などの基礎 │ ├────┼─────┼──────┼──────┼────────┤ │価格水準│100% │100% │80% │70% │ └────┴────────────┴──────┴────────┘ この表は必ず覚えてしまいましょう。 今回の相続税評価の場合には、路線価、価格水準の80%というところはしっかり押さえてくださいね。 路線価について付け足すと、2006年5月試験の(51)にも出題されていましたが、道路には1平方メートル当たりの金額が設定されています。それに求めようとする土地の面積をかけるとその土地の評価が出ます。 ───────────────────── ←──── 360 D ───────→ ───────────────────── となっていた場合は路線価は1平方メートル当たり360千円となります。 例えば上の道路に200平方メートルの宅地が接していた場合、360千円×200平方メートル=7,200万円がその土地の評価額になります。 平方メートルの単位であることと、千円単位であることを一緒に理解しておいてくださいね。 ────── COPYRIGHT (C) 2007 Tomomi Nakajima All Rights Reserved. ────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2007.02.25 22:14:36
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