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フリーバード・時価旅 スタッフの何でも旅行記Part.2

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オンライン予約のフリーバード・時価旅

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2008.06.20
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★2日目 夕方★
 ブラチスラバからの列車がウィーン南駅に到着したのは16:58。まだまだ日差しが強く、夕方という雰囲気ではありません。
 ひとまずリンク内の中心部をめざすことにして、地下鉄の駅に向かいます。南駅に最も近い地下鉄の駅は、ズュートティローラープラッツ駅。「ズュ」がいかにもドイツ語です。「Su」のuの上に"てんてん"が付いているやつです。この"てんてん"を見るだけで、「あぁ、ドイツ語圏!」と旅の感慨にひたれてしまいます。
ズュートティローラープラッツ駅 ズュートティローラープラッツ駅
 ズュートティローラープラッツ駅は、南駅に隣接しているようなイメージを勝手に持っていたのですが、実際に歩いて見ると意外に遠く、地図をよく見るとS-Bahn(近郊列車)で1駅分離れていました。とはいえ、電車に乗るほどの距離でもありません。
 ここから地下鉄の1番で北上し、2つ目がホテルの近所のカールスプラッツ駅。その次がウィーンの中心の中心、シュテファンスプラッツ駅です。
シュテファン寺院
 地上に出ると、高さ137メートルの塔を持つゴシック様式のシュテファン寺院がそびえ立っています。その前の広場には大道芸をする人々がおり、何やら人だかりができています。南にはケルントナー通り、西にはグラーベン通りがのびる、ウィーンのど真ん中です。
 さっそくシュテファン寺院に入ってみましょう。教会によっては「No Photo!」と書かれているところも多いですが、ここは写真を撮るぐらいのことは許されています。とはいえ、フラッシュを使わない、三脚を使わない、像や絵をバックにスナップ写真をとったりしない、私語をつつしむ、お祈りをする人の邪魔をしない、帽子をとる、肩や脚の露出した服装をしない、食べ物を持ち込まない・・・などのマナーは最低限守るようにしましょう。日本人の評判を落とさないように振舞いたいものです。

 教会建築の魅力をここで語りだすと、止まらなくなってしまうので、わかりやすい本を3冊紹介しておきます。
名著 名著 名著
 ふくろうの本シリーズの『大聖堂物語』。入門編です。これを読んでから教会に入ると、見学する内容にグッと深みが出ます。柱や壁の構造に、いちいち感動するようになり、大きな教会であれば2時間ぐらい出られなくなってしまいます。
 とんぼの本シリーズの『フランス ゴシックを仰ぐ旅』。ステップ2です。『大聖堂物語』を読んで、ゴシック教会巡りをしているうちに、「やっぱりゴシックの本場はフランス北部だから、そこに行ってみよう」と思い始めたら、この本。もうアミアンに行かずに死ねません。
 ふくろうの本シリーズの『西洋建築の歴史』。ステップ3です。建築をなめるように見るクセがついてしまうと、そろそろゴシック教会以外の建築にも深く知りたくなってきます。そうなったら、この本。
シュテファン寺院
 ↑教会建築にハマると、こんな一枚の写真の中にも、「萌え」要素満載です。

 シュテファン寺院では、塔に登るのも人気ですが、それよりもスゴイのが、カタコンベ(地下墓地)です。ハプスブルク家の人々の心臓以外の内臓が保管されていたり(心臓はアウグスティーナ教会、遺骨はカプツィーナ教会にあります)、中世にペストで亡くなった人々の2000体におよぶ骨があったりします。内臓は立派な陶器の入れ物に入っているので、実物を直接見ることはできませんが(理科室のホルマリン漬けみたいに中身が見えてたら、それはそれでイヤなんですが)、骨の方はむき出しなので、かなり恐怖感があります。ここにひとりで閉じ込められたら・・・どくろ

フィアカー
 さて、時間がないので次に行きます。ケルントナー通りのひとつ西の小さな通りを南下し、カプツィーナ教会を右手に見つつ、アウグスティーナ教会へ。ここは、ハプスブルク家の人々の結婚式の舞台として知られています。ミュージカル『エリザベート』にも、この教会でエリザベートとフランツ・ヨーゼフが結婚式を挙げる場面がありました。
アウグスティーナ教会 アウグスティーナ教会
 『エリザベート』ファンなら、このあとシシィ博物館に行き、さらに郊外のマイヤーリンクに足をのばし、公演中であれば夜はアン・デア・ウィーン劇場でミュージカルを観るのがゴールデンルートです。ですが、時間がないので次へ行きましょう。

コールマルクト通り デーメル
 王宮の入口となっているミヒャエル広場へ。ここから王宮と逆方向に進み、コールマルクト通りに入ると、ケーキとチョコレートで有名なカフェ、デーメルがあります。ショップに売られているチョコレートは恐ろしく高価ですが、「おみやげに」と言うと、ひとつひとつ包装してくれますし、その包装テクニックは目を見張るものがあります。
王宮
 さて、王宮を抜け、ブルク門をくぐると、ブルクリンクに出ます。ここからリンクに沿って1キロ近く歩けばホテルに戻れます。でも、ちょっとだけ時間があるので、ブルク公園を通り抜けて行くことにしましょう。

ブルク公園 ブルク公園
 ブルク公園の一番人気はやはりこのモーツァルト像。手前の芝生に、ト音記号型に植えられた花とあわせて、よくパンフレットの写真なんかにも使われる場所です。でも、シーズンオフなのか、花がちょっと寂しいですね。
ブルク公園
 そして、公園の片隅にそっと立っているフランツ・ヨーゼフ。暗い・・・。なお、エリザベートの像は、王宮をはさんで反対側のフォルクス庭園の北の端にあります。わざと両端の一番遠い所に立てたのでしょうか。像ぐらい並べてあげればよかったのに。

 さて、次回は長かった2日目のラスト、夕食です。






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Last updated  2008.06.21 11:12:09
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