カテゴリ:幸せ哲学
昨日、寅さんが管理するホールでの 子どもミュージカル上演中に、観客のおばあちゃんが、 急に気分が悪くなり、倒れてしまいました。
急いで、119番した寅さん。 いざとなると、あわてて、素直に「救急車」という言葉さえ 出てきません。 本当に情けない。
もちろん、上演はやめ、 みんなで取り囲んで、介抱をしました。
119番って、いろいろ根掘り葉掘り、聞かれるんですよね。 そんなことより、早く救急車を回してくれ!って思っていたら、 電話を切ったと同時くらいに、もうピーポーピーポー。 さすがです!
お陰様で、大事には至らなかったようです。 ま、これだけは、予想がつきませんからねえ。
それにしても、みんながすべてを捨て置いて、 看病に集中するってのも、いいもんだなあ。 って、とっても不謹慎なことを感じる寅さんでした。 (公演は、30分遅れで、最初からやり直しました。)
どんなに大切なものでも、瞬時に捨てられる覚悟の大切さ、 ってのを、一瞬、啓示されたように思いました。 そりゃ、一生懸命練習してきた成果を発表するのは とっても意義あることです。 でも、これに重要性を置きすぎては、いけないのです。 大切なことだからこそ、置きすぎてはいけない。
寅さんがやってる、実験教室だって、 子どものために、大切だってことも、意義あるってことも もちろん、思ってやってますが、 すべては、「お遊び」なんです。 子育ては、「お遊び」 教育も「お遊び」 人生も「お遊び」
この原則を逸脱すると、すべてがおかしなことになります。 子どもが育つには、結局、遊びなんです。 頭の良い子を育てるのも、結局、遊びなんです。 教育のために、遊びを殺してしまっては、 本末転倒です。
今、出合った状況に、柔軟に対応できる遊びの心。 これこそが、創造性あふれる証拠。 アタマを固くする芸術活動というのは、 自己矛盾です。
「寅さんが、頑張らなければ、日本の教育は破滅する、」 何て考えていたら、アホですよね。 おおらかな、遊びの心で、活動させていただくこと。 これから脱線したら、自殺と同じですもんね。
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