高校生の定期テストの真っ最中ですが、
先日、数学の問題で、
「ay+bx+c=0(例として出しています。実際は複雑です。) を微分せよ」
というのを発見してしまいました。
これは、正式には、「不備により、できません。」と答えるのはが正しいわけです。
微分せよと言われると、条件反射的に、xで微分してしまう人が多いと思います。
しかし、yで微分することだってあり、定数っぽいaで微分することだってあり、
さらには、式に登場していない、パラメーターのtで微分することだって
あるわけです。
釈迦に説法の方も多いと思いますが、
「微分せよ」という指示を出すためには、重要な前提が必要です。
1・どの文字で、微分するのか?
2・その文字と他の文字の関係はどうなのか? あるのか?ないのか?
が、誤解の無いように示されていることです。
参考書でも、「よくxで微分するから、」という理由??で、
省略されているものもありますが、
これは、煩わしさを省いてあげるという親切さというより、
その何倍もの害毒があると思います。
これに疑問を持たずに解いてしまう子たちのことを考えると、
学校の数学は、子どもたちを調教するためのものなのか?
と疑いをもってしまいます。
数学とは、屁理屈こそが命です。
先生のミスに気づく力を養うことこそ、数学の目的であるとも言えます。
もし、このミスに気づけるかな?
というのが、テストの目的だとすれば、高度な思し召しと言えますが。
ふつう、どれが関数で、どれが定数かなんてことは、空気から読み取れ、
というのが一般的ですね。
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Last updated
2016.09.30 06:58:11
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