蜂捕屋 発見
仕事で九州大分県の豊後高田市へ行ってきた。昼食時に食堂に向かい歩いていると『蜂捕屋』という看板を掲げているレトロな店を発見。店の前にオオスズメバチの巣や日本ミツバチノ巣などいろいろな種類の蜂の巣が並べてある。中から店番の女性(この店の店主の娘さん?)が出てきてこの店について熱く語りだした。ここ豊後高田市で唯一「蜂の110番」として、役所や消防署などから蜂の捕獲依頼が来るとここの店主が出かけ命がけでオオスズメバチの巣などを堀上げ生きたまま捕獲するという。 なるほど店前にはオオスズメバチの死骸が、掘り出した巣と共に板の上に並べられている。その横に、生きたオオスズメバチを蜂蜜につけ込んだという品物が並んでいた。中には5cm以上の巨大なオオスズメバチが漬け込んである商品である。値段を見てびっくり!!!。何と1瓶2kg入りで55,000円との値札が付いていた。 このオオスズメバチを漬け込んだ蜂蜜は、自律神経失調症や耳鳴り、リューマチ、不整脈等いろいろな病に効能があり、遠くから買いに来る人が多いと言う。ちなみに幼虫はバター炒めやナスと合わせて味噌炒めにし、成虫はから揚げにして食べると美味だと女性は熱く語った。養蜂にとって大敵であるオオスズメバチであるが地方のこの地では、命がけの趣味と実益を兼ねて?オオスズメバチで商売をしている店があることに感激し、女性の熱い語りに聞き入ってしまった。店主にも話を聞きたかったが不在とのことで残念。