交通事故&中国事情
今日のGOOGLEニュースによると、神奈川県の08年の県内年間交通事故死者数が189人となり、1948年に統計を取り始めて初めて200人を割り、過去最少となったと。県警などが目標としていた「200人以下」は4年前倒しで達成されたと。昨年娘が交通事故に遭い幸い打撲のみの軽傷で済んだ経験を持つものとしても朗報である。日本国内でも2008年1年間の交通事故死者数は5,155人で、「死者数を5,500人以下」とする政府目標を2年早く達成したと先日報じていた。ところで昨年秋の中国に出張時の飲席での会話の中で、中国では交通事故による死亡者は11万人弱にも上っていて全世界で最も交通事故が多発している国であると。さもありなん!!!。もちろん人口が比べものにならない現実はありますが・・・・・。ただし日中両国の統計調査の違いがるとのこと。日本の場合、交通事故死亡者は事故から24時間以内に死亡した人のみを数えているが中国では24時間以降に死亡した人も数えていると。上海や蘇州でタクシーなどに乗車していると、車間距離の狭さや頻繁な車線変更、赤信号でも右折可能な交差点での強引な右折,異常なまでのクラクション攻撃等々、車対車だけでなく、車対歩行者、車対自転車にもまだまだ衝突の危険がたくさんあるのです。『金額は倍払うからもっとゆっくり走ってくれ』と言いたいのが本音でした。また、歩行者も平気で信号無視して横断歩道を渡るため、車が急停車して青信号でも車の通行が妨げられる日常茶飯事。歩行者には信号機は関係なしなのです。運転者も歩行者も、より安全のためのマナーを守る必要が急務であるが、マナー向上は一朝一夕には改善できない難しい問題。数十年前の日本の姿もこうだったのでしょう。バイクに家族全員を乗せてノーヘルで走っているのが当たり前の光景なのです。下の写真は4人(一番前にピンクの服の幼子が乗っています)ですが、ナップサックが更に赤ちゃんに変わって、5人の光景はもっと驚きです。一人っ子政策の中国で子供が3人?これも理解できませんが親戚の子供でも乗せていたのでしょうか?理解不能です!!!!郊外では交差点の中央に1.2m前後の高さの信号機が1台あるのみ。青→青点滅→赤と機能は果たしているが、『信号機は上にあるもの』と思っている人間にとってはカルチャーショックであった。ただし市内の信号機は日本と同じ。おまけに青信号の上にしっかりあとどのくらいのカウントで青信号が変わるかを示しているのです。これはせっかちな中国人にどのようにルールを守らせるのかのアイデアなのでしょうか。日本でもこのように残りをカウントダウンで表示している信号機が存在するのでしょうか?いずれにせよ、今年一年家族の交通安全を願っています。下記は平成20年交通安全スローガンの内閣総理大臣賞(最優秀作)です。<運転者(同乗者を含む)に対するもの>広げよう どうぞの気持ちと 車間距離茨城県鹿嶋市 高田 彰さん<歩行者・自転車利用者に対するもの>歩行者を 気づかいやさしく 踏むペダル三重県桑名市 小林 秀夫さん<こども部門>点めつだ 一度止まって 次の青浜松市立県居小学校6年生 丸山 真由さん