カテゴリ:(旧)星・天体
なんか妙なタイトルですが別に変なカキコミじゃないのでご安心を?
昨日の七夕は管理人のところでは奇跡的に快晴となりました。\(^o^)/ 夕方は全体的に雲が立ち込めてきたのですが、夜8時30分を回る頃から雲が開き始め(風で流れていった訳ではありません)、それからは星を見るにドンドン良い条件となってゆき、おり姫とひこ星はもちろん天の川までばっちり見ることが出来ました(^^)。もともと7月7日の七夕の日は梅雨の真っ只中にある訳で、管理人としても七夕の当日に星を見れた日は今まででも何回もなかったかと思います。そらからしても今回は本当にラッキーでした。 あっ、その時の天の川の写真は一般観望会を開いていたので写すことができませんでした。あれだけ良い条件の星もなかなかお目にかかれないので(梅雨の雨で大気が洗われていたようです)、人に星の説明をしている場合じゃないのですが(^^ゞ、望遠鏡でおり姫を見たときの子供の笑顔を見ればそんなことも吹っ飛んじゃいましたね。星の写真はまた写せばいい訳だしぃ。 …っと言いながら観望会が終わった後、ちゃっかりと前から目を付けていた星の写真を写すのに条件の良さそうな場所へ行ってきたんです。今日はそこでの話し(相変わらず前置きが長い…(ーー;))。 その場所は町から遠い山の中で、地図で調べても半径30km位には明るい町などが無い所なんです。現場に着く手前の2km位はちょっとデコボコした山道なのですが、現地は車なら100台位停められそうな広場になっている、まさに知る人ぞ知る穴場だと思います。 そしていざ現場に着いて、ではどんなに凄い天の川が見えるのかっ!と外に出たら…全面曇り(-.-)。近くに高い山があり、そのせいで気象が平場とは違うのでしょうかね? 確かに星が見れなくて残念だったのですが、車から降りた瞬間、「暗くて足元が見えない」状態を体験したのは本当に久しぶりのことでした。 皆さん足元が見えないほどの暗い状態って想像できますか?例えば窓の無い小部屋の中に入った時などはそうなるでしょうが、それが野外で経験できるんです。これには田舎に住んでいる管理人としてもびっくりしました。 もちろん今の日本の野外ではおそらく完璧に真っ暗なところは無いと思いますので、目が慣れてくると周りの木とか車とかはうっすらと見えてはくるのですが、それでも立って足元を見ると白い靴下はわかりますが色が着いている靴はもう見れない…そんな状態でした。 その場所では星が出てくるのを待って1時間くらい過ごしたのですが、時折薄い雲の向こうに星が2~3コ見える程度。でも今までの体験からその場所で見えるだろう天の川の濃さはなんとなく想像がつきました。 一応現場の写真を写してみましたので、下に載せてみますね これは一眼デジカメでにてISOを800に設定し、魚眼レンズf=3.5にて100秒露出したものを強画像処理したものです。天体写真を撮られている方やデジカメの画像処理をされている方なら空のザラザラ感と地上の描写が浮かび上がっていないところなどからこの場所の暗さの想像がつくことと思います。画面真ん中左に車が1、2台と停まっていたはずですが判りますかね?。 ちにみに町には近いところですが天の川も良く見える、比較的良い条件のところから写したものに同じ程度の画像処理を施したものが下の写真になります。 星は写っていますが地上付近に写り込んでいる黄色っぽい街明かりは明るく飽和してしまっています。これと同程度の画像処理を施したにもかかわらず、今回写した上の写真では地上の石ころでさえ写っていません。写真を加工すると本来肉眼では暗くて見えなかったところも浮かび上がってくるものなんですけどね。 今回は雲の無い条件化での星は見れなかったわけですが、前に管理人が同様の体験をしたときの印象では、まず天の川は雲のように…ではなくてザラザラと星の集団という状態で見ることが出来ました。また、星は全体的に1等級ずつ位明るく見える感じで、例えば北極星は1等星に、木星は金星くらいの明るさで見えていました。他には星見人的な表現をするとうお座を完璧に繋げることができ(うお座は3等星以下の星で構成されているので、少しでも環境が悪いとその存在は判りません)、M33は肉眼で存在がわかります。それと特に流星群の日でないにもかかわらず、暗い流れ星がいっぱい見れたことは印象に残っています。 このような星を見るのに条件の良い場所が車で行ける場所にまだ残っていることには素直にうれしく思います。本当はこのような場所をこれからずーっと"保存"してゆくのではなくて、環境を改善することにより既存の場所を"格上げ"していければいいんですけどね。 今度機会があれば無理をしてもこの場所へ星の写真を撮りに行ってみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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