SWに見る教育形態 【生徒の傲慢と対峙する】 4
ヨーダがルークに修行させるシーンは劇中では本当に少ない場面、短い時間で描かれています。しかしその中にヨーダがルークの【傲慢】をスパッとシャットアウトしているシーンがあります。それはある一言には絶対に答えないことで実行可能なのです。まず、そのときの2人の会話を紹介しましょう。ルーク:Is the dark side stronger? 「ダークサイド(悪の側)の方が強いのですか。」ヨーダ:N0,no.Quicker,easier,more seductive.「いや、ちがう。(ジェダイになるのに比べて)素早く簡単に陥りやすいのだ。」ルーク:How am I know the good side from the bad? 「どうやって私は悪い側から良い側を知るのでしょうか?」ヨーダ:You will know,when you are calm,at peace…passive. 「お前が穏やかで静か(な精神状態)で…受動的(すべてを受け入れることができる状態)あれば、わかるだろう。」ルーク:But tell me why I can't・・・ 「でもなぜ私にはできない・・・」ヨーダ:(ルークの言葉を遮るように) No.There is no why. 「だめだ。なぜは無しだ。」ここなんですよ、ここ!まさにここです。皆さん分かりますか?この会話でヨーダがルークの【傲慢】を断ち切ったのが!ヒントはルークの台詞です。But tell me why I can't・・・の後に、何を言おうとしていたのか!なんです。ヨーダはその台詞を断ち切ったのです。